少年Aの懺悔
少年Aは語る。
すみませんすみません
反省してますから勘弁してください。
軽い気持ちでやってしまって……
こんな大事になるとは思わなかったんです。
だって普通、一口食べて違和感に気づくじゃないですか
変な物が混じってるって、味でわかるでしょう?
せいぜい少し具合が悪くなる程度のことだと、のんきに構えてたんです。
それをまさか完食してしまうなんて
言い訳がましいですけど
こちらだって思いもよらなかったんです。
はぁ、そうですね、
最悪のケースを想定してなかった僕がいけないんです。
でもですね、
あの容器のシャーベットはもともと僕のなんですから
何したって構わないと思ったんです。
は? そうですそうです、
部活が終わったら食べようと毎日用意していたんです。
それを3週間ほど前から勝手に盗み食いされるようになって
犯人が誰なのかもわからないし
堪りかねて罠を仕掛けてしまいました……
だから、べつにあの2人組を狙ってやったわけではないんです。
たまたまひっかかったのが彼らだったというわけです。
――あれ、一同に頭を抱えてどうしたんですか!?
~舞台裏~
菊池「ヒャッハー! おい、いいもん見つけたぞ!」
↓
東 「これ、勝手に食べていいのか」
↓
菊池「いいじゃんいいじゃん! お前も食えよ!」
↓
菊池「ヒャッハー! おい、今日もあったぞ!」
↓
(以下繰り返し)
↓
ウッ急ニ具合ガッ…




