表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔術世界で錬金術  作者: 夕刹花
プロローグ
1/1

出会いの始まり

生まれた時から魔力のない少年はスラム街で育ちとある男に養子として迎え入れられる。

ある日少年は...

この世界は魔力で溢れている。

この世界には魔術がある。

魔力がないものは魔術が使えず虐げられる。

そういう運命なのだ。


僕の名前は、アルン。

突然だが僕には魔力がない。

生まれたときからだ。

この世界では、魔力を持っているかどうか6歳までわからない。

それは何故か?

6歳までなら魔力が後天的に発現することがあるからだ。

しかし僕には魔力がなかった。

魔力を持たずに生まれた僕は幼子にして父母に家を追い出されスラム街で彷徨いながら暮らしていた。

そんな生活を始めてから数年が経過した。


ある日のこと、僕の人生を変えることが起こったのだ。

その日、僕はいつもの様に生きるために食べ物を探していた。

今日はやけに騒がしい。何があったのだろうか。

何があったのか気になった僕は騒ぎの中心地に向かった。

だが、そこに映ったのはスラム街の人たちが何かから逃げている様子だけだった。

どけ!

と突き飛ばされ僕は地面に倒れ伏した。

だが、その時火の玉が逃げ惑う人達向けて放たれ焼き殺されている。ついさっき僕を突き飛ばした人も同様に死んでいた。

僕が火の球が飛んで来た方向を向くと、白い十字架の模様がある黒フードを被った者が立ってこちらを見ていた。

黒フードを被った者は僕に向けて火の球を放とうとしたが

やめるんだ!相手は子供だぞ!

だからなんだ?

これは政府直々のスラム街に住む者たちへの伝令だ。

殺せという伝令だ。

命令に背けば死ぬのはお前だ。

知るか!その子供を俺が養子として迎える!これなら問題ないだろう。

勝手だな。だが良いだろう。こいつは見逃してやる。

こいつを連れてさっさとここから立ち去れ。

死ぬぞ。

わかっている。

君!着いておいで。


意味がわからなかった。

僕を養子に?魔力のないこの僕を?

そして僕は言われるがままに男に手を引かれ着いて行くことにした。

君。名前は?

アルン。僕の名前はアルン。魔力はない。

アルンか。良い名前だ。

流石に魔力がないことを知れば養子になどしないだろう。

アルン。今日から君は私たち家族の養子だ。快く迎え入れよう。

何故だ。この人は何故僕に魔力がないとわかっても養子にしようとするのだろう。

聞いていたのか?僕には魔力がないんだ。それなのに何故。

関係ないさ。魔力があるかないかの話じゃない。私は理不尽が嫌いなんだ。だから命令には背くし。気に入らなければ真っ向から叩き潰す。何より私の妻も魔力がないからね。ただそれだけの簡単な話しさ。

驚いた。魔力がないことによってどん底だった僕の人生に一筋の光が見えたからだ。

貴方の名前を聞いても良いですか?

勿論だ。私の名はハルト・ホープだ。

これからよろしく頼むよ。アルン君。


初めて投稿するので忖度のない意見をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ