表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/20

サークレア魔法学院校則

 サークレア魔法学院校則


 第一章 総則


 第1条(目的)

 本校則は、サークレア魔法学院における学習環境の維持と生徒の健全な成長を目的とし、全生徒が遵守すべき規範を定める。


 第2条(学院構成)

 1. 本学院は中等部(3年制)及び高等部(3年制)により構成される

 2. 各学年は100名、1クラス25名で編成される

 3. 中等部と高等部の生徒間の私的接触は原則として禁止する




 第二章 学習に関する規定


 第3条(授業編成)

 1. 午前中は各クラス単位で行う必修授業とする

 2. 午後は個人選択による選択授業とし、他クラスとの混合授業を認める

 3. 授業時間中は制服を着用すること


 第4条(進級・卒業条件)

 1. 進級及び卒業には以下の条件を満たすこと:

  * 2ヶ月に一度実施される定期試験での一定水準以上の成績

  * クラス対抗戦での戦績

  * 学内外での表彰・功績による加点

  * 年次学院祭での発表評価

 2. 条件を早期に満たした場合、飛び級を認める

 3. 各学年末において成績下位5名は退学処分となる


 第5条(クラス対抗戦)

 1. 4ヶ月に一度、各クラスから代表4名を選出し対抗戦を実施する

 2. 競技内容は二人対二人が1回、一人対一人が2回の魔法戦闘とする

 3. 制限時間は10分とし、敗北宣言または教師による続行不可能判定により勝敗を決する

 4. 制限時間内に決着がつかない場合は3名の教師による判定とする

 5. 代表選出は各クラス内での協議により決定する

 6. 同一年度内での同一クラスとの再戦は行わない

 7. 当日に対戦するクラスが発表される。


 第6条(学院祭)

 1. 年に一度学院祭を開催し、戦闘以外の発表を行う機会を提供する

 2. 優秀な発表については進級・卒業判定において加点評価とする




 第三章 魔法使用に関する規定


 第7条(魔法使用の原則)

 1. 学院内での魔法使用は原則として許可する

 2. 攻撃魔法及び魔術の使用は、許可された時間・場所においてのみ可能とする

 3. 無許可での攻撃魔法使用は重大違反行為とみなす


 第8条(施設利用)

 1. 戦闘訓練室、魔法実験室等の専用施設は予約制とする

 2. 予約は毎週月曜日の朝に一週間分を申請すること

 3. 予約競合時は成績により優先順位を決定する

 4. 成績に差がない場合は教師立会いの下での決闘により決定する

 5. 予約がない時間帯は自由使用を認める


 第8条の2(紛争解決原則)

 生徒間における各種紛争・揉め事は以下の順序により解決する:

 1. 当事者の成績により優劣を判定する

 2. 成績に差がない場合は教師付き添いの下での決闘により決定する


 第9条(教材・実験道具の使用)

 1. 基本的な教室は自由に使用可能とする

 2. 特殊資料及び実験道具は教師の許可または成績優秀者のみ使用可能とする




 第四章 生活指導


 第10条(寮生活)

 1. 寮はクラス単位かつ男女別に配置する

 2. 門限は午後9時とし、遅刻者には成績への悪影響を科す

 3. 寮内での秩序維持に努めること


 第11条(外出許可)

 1. 平日:授業終了後から午後7時まで外出可能

 2. 土日:午前9時から午後7時まで外出可能

 3. 門限厳守とし、違反者には処罰を科す


 第12条(私物管理)

 1. 個人の私物持ち込みに制限は設けない

 2. 危険物、魔物等の持ち込みは事前申請を要する

 3. 申請なき危険物持ち込みは処罰対象とする


 第13条(通信制限)

 1. 家族との手紙は週1回まで許可する

 2. 通信魔法の使用は2ヶ月に1回、教師への申請により許可する


 第14条(服装規定)

 1. 授業時間中は制服着用を義務とする

 2. 放課後の服装は自由とする


 第15条(礼儀作法)

 1. 上級生及び教師に対しては敬語使用を義務とする

 2. 適切な礼儀作法を心がけること

 3. 同学年間では過度の規制は行わない




 第五章 施設利用


 第16条(図書館利用)

 1. 利用時間は寮の門限まで可能とする

 2. 貸出制限は1人4冊までとする

 3. 成績優秀者及び認可された者は貸出制限を免除する


 第17条(食堂利用)

 1. 利用時間は寮の門限まで制限なしとする

 2. 食堂内では適切なマナーを維持すること




 第六章 懲戒規定


 第18条(処罰段階)

 校則違反に対する処罰は以下の段階を設ける:

 1. 減点処分

 2. 停学処分

 3. 退学処分


 第19条(重大違反行為)

 以下の行為は重大違反とみなし、厳重な処罰を科す:

 1. 無許可での攻撃魔法使用

 2. 試験におけるカンニング行為

 3. 暴力行為

 4. その他これらに準ずる行為


 第20条(成績への影響)

 1. 違反レベルに応じて成績へ悪影響を与える

 2. 加点要素が限定的であるため、減点の影響は重大となる




 第七章 緊急時対応


 第21条(魔法事故対応)

 1. 魔法事故発生時は直ちに最寄りの教師に報告すること

 2. 負傷者発生時は適切な応急処置を施すこと

 3. 重大事故の場合は学院の緊急体制に従うこと




 第八章 雑則


 第22条(途中入学)

 退学者の欠員は途中入学者により補充する


 第23条(校則改正)

 本校則の改正は学院評議会の決定による


 第24条(施行)

 本校則は学院在籍中の全期間において有効とする






 附則 この校則は全生徒に配布され、入学時に内容を熟知し遵守することを誓約するものとする。


今日で暑い7月も終わり、物語は次回からいよいよ学院編に突入します!


まだ書き始めて短い期間ではありますが、いつも読んでくださっている読者の皆様、本当にありがとうございます。構成や設定はできる限り細かく決めるようにしていますが、もし矛盾点や「これはどういうこと?」と感じる点がございましたら、お気軽にコメントしてくださいね!その都度、説明したり修正したりさせていただきます。ただし、ネタバレに繋がるコメントは、意図しない形で物語の展開に影響を与える可能性があるため、お答えできない場合がございます。ご了承ください。


学院編は、この物語を書き始めた当初からの大きな構想で、今回の校則を執筆している段階でも、かなりのボリュームになる予定です。そのため、執筆に時間を要し、更新頻度がこれまでより下がります。たまに一気読みするような感覚で楽しんでいただけたら嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ