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4話 放課後

思った以上に読まれるのが嬉しかったのでまたあげます!

また続編が気になる方は評価してくれると嬉しいです。

 放課後

 私はクラスメイトとあることを約束していた。それは部活動見学だ。前の学校では部活があまり盛んではなかったため、やってなかった。


 しかしこの学校では県大会などの大会に出場したり、コンクールで金賞を受賞したりなど、部活動にはかなり力をいれてるみたいだ。私は残り少ない時間の中でやりたい部活が定まらないため、気になる部活を見てみることにした。

 

「百合ちゃんよろしくね!」

彼女は同じクラスの桜井ももか。彼女とは話が合うため初日で仲良くなることができた彼女は頭もよく、スポーツもできる、まさに文武両道ができる子らしい。

 

「この学校にはどんな部活があるの?」

「うーん色々あるけれど有名なバスケ部やバレー部はあるよ。特にバレー部は全国大会に出場するほどに強いよ。バスケは県大会で優勝できるくらい強いかな。」


 「他にはサッカー、テニス、水泳、野球、スポーツ系ならこれだけかな。文化部だと吹奏楽部、美術部かな。コンクールに向けて日々練習してるよ。ただ吹奏楽部は顧問の先生が問題で…ね。聞いた話だと気に入らないことがあったらキレたりするらしいよ。」

 

「なんで??」

「さぁあ?私たちが聞きたいよ」

 (吹奏楽部は絶対入しなきでおこう、でも少し気になるな)

 

「百合ちゃんはスポーツ部?文化部?どっちに入るの?」「私はスポーツかなぁ。前の学校ではバレー部いたし。」「ならバレー部が練習してる体育館にいこうか。今日丁度練習あるみたいだし。」

「うん、ありがとう櫻井さん。」

 私は櫻井に感謝を伝え、ウキウキしながら体育館へ行った


 

――――体育館――――

「はーいいいよ、パス!」

「はい!サーブ!」


「こんな感じに掛け声をしながらやってるの。練習は厳しいよ。週に4〜5はあるからさ。」

「そうなんだね。」

 

 私は練習風景を見てバレー部には入らないでおこう思った。理由は人が多いからだ。ぱっと見た感じ40人くらいはいるため、確実に練習に追いつかない気がする。練習内容も全国大会に出場できることだけはあってハードなものばかりだ。

 

「櫻井さん次は吹奏楽部見てみたいとけれどもいいかな?」

 「うんいいよ。じゃあ音楽室に行こうか。」

 そう彼女はいい私たちは音楽室がある本校舎3階に向かった。

 

――――音楽室――――

 音があってない!特にそこ!楽譜読める??文字見える?

「まぁあこんな感じに、厳しいよ。」

 櫻井さんは苦笑いしながらそう言った。確かに顧問の先生は厳しい。最後に煽りを入れてくるあたりたちが悪い。普通の生徒なら確実に心が折れてもおかしくないだろう。すると櫻井さんが口を開いた。

 

「あの先生性格も良くなくてみんな嫌ってるよ。授業中にはよくわからんことでキレて職員室帰るし。出席簿にはなんかかくし。それに贔屓がすごいんだよ。お気に入りの生徒に対しては優遇するけれど、嫌いな生徒に対しては成績下げたりするし。」

 

 そんな感じで櫻井さんは愚痴をこぼした。不満が沢山あるのだろうと確実にわかった。だろうね〜。

「特に最後の文字読める?は心をへし折にきてるよ。それはそうだろうね。」

 こんなんじゃ嫌われてもおかしくない。まぁあ、こんな感じに煽りを入れるからすぐ止める人が多い。

「幸い辞めるのは自由だからそこが救いだよ。」

「吹奏楽部大変なんだね。」

「そうだね。」

 私は少し面白くなり、音楽室の様子を少し伺ってから、次の部活に行くことにした。

 

――――教室――――

「どうだった?何か入りたい部活でもあったかな?」

 わたしは悩みに悩み自分の意思を櫻井さんにいった。


「櫻井さん案内してくれてありがとうけれども部活には入らないでおくよ。」

「えー!なんで!勿体無いと思うけれど」

 彼女は首を傾げた。

 

「正直スポーツ系も思った感じと違うし。同じことを繰り返しやっていてつまらなそうだし。それに今から入部しても追いつける自信がないので……」


 私は自分自身の意思をキッパリ言った。案内してもらったからにはしっかりと意志を伝えなけれは櫻井さんには申し訳ない。

「そうかぁー部活をやるかは自由だからね」

 そういい、わたしは櫻井さんと少し話してから家に帰った。


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