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疲労

作者: こじぽん

あたまがぼうとして、居場所がなく、向上心もモチベーションもなく、文句ばかり垂れ、過去の栄光に縋りつく、頭が働かず何もする気が起きずパンパンにふくらんだ脳みそからどろどろとした感情だけが垂れ流され、吐き気を催し、目の前に楽になれるとわかっている薬や酒があったらそこに縋りたくなる気持ちもわかる。

理屈で考えられない、正当化もできない。どうしようもなく逃げ出したい時は理屈抜きにぶっ飛べるもんが欲しくなるわけだ。そんでぶっ飛んでる時は世間が悪いと社会のせいにして社会からはお前のせいだと言われてよくよく考えたら、ああそれは清々しいほどに正論だ。取り返しのつかないことをしてしまった。もうやりなおせない、考えたくない、またぱんぱんになってでも薬はダメだってわかって命をたとうってことばっか考えて、でも痛いのは嫌で逃げて、逃げるの怖くてそれを何度も繰り返しているうちに何も考えられなくなって、軽い小石を飛びこるくらいの感覚で、柵の上を飛び越えて高いところ飛び立つんだ。ああ、これでおわる、そうな考えも浮かぶ暇はない。ただただかるくいうなればなんとなく、死ぬ前に既に死んだ脳みそで最後に走馬灯をみるわけだ楽しかったのは学生時代だけ。取り戻せない失敗と思い出を握りしめていやにぎりしめるまもなくあ、と気がついた時には激痛が走り、ぐにゃりと死んでゆくのだろうあぁ

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