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魔銃使いとお嬢様  作者: 文月 鎌
第3発
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後日談 〜そして退屈

本日から数日は私個人の用事により連続投稿が出来ません。

 これはルルやダンさん達から聞いた話だ。


 俺はどうやら龍に対して魔砲をぶっぱなしていたがその時に魔力切れを起こしたらしい。タイミング的には龍が倒れたのとほぼ同時に魔砲からの放出が止まり、俺は倒れたらしい。


 魔砲に関して?

 俺の作った魔砲〈初典・深紅害為《レーヴァテイン》〉は赤煉龍フィルグレアの龍息《ブレス》と約七秒の間対抗し続けた。そして俺が最後に自分に残った魔力を全部ぶち込んだ時に何故か魔砲から放出される魔力の奔流が一瞬だけ強まったらしい。

 魔力をさらに流し込んだから出力が上がるのは当然なんだが、ダンさんに言わせると「魔砲から出ていた炎の中から何か一本の剣のようなものが飛び出て龍の頭部を貫いた」らしい。

 それに関しては俺もルルも全く分からない。そんな剣の様なものが飛び出る魔法式なんて魔法陣には組み込んでないのだから。


 俺としてはそりゃあレーヴァテインなんて名前を付けてるから剣くらい出て欲しいとは思うけれども……


 組み込んで無いのだから出てくるのはおかしいのだ。

 魔法陣に組み込んだ魔法式は火炎槍《フレイムジャベリン》、炎竜巻《フランマ・トゥルボ》、魔増幅《マギブースト》の三つだ。火炎槍と炎竜巻は魔砲の中核となる魔法式だ。炎竜巻は魔力を流し込めば流し込むほど威力が上がる。火炎槍は魔力を多く流し込むと、威力と同時に速度も上がる。俺は火炎槍の真っ直ぐに進む部分を炎竜巻と合わせて魔法陣に書いたのだ。もちろん火炎槍の攻撃力もちゃんと合わせてある。それらをさらに高めるのが無属性魔法の補助魔法にあたる魔増幅だ。これによって魔力を増幅することで全体的な威力も上がるという寸法だ。

 ちなみにこの魔法同士の組み合わせはこの街の図書館の奥にあった古い本から見つけたもので、ルルが使えるようになったものだ。やはりルルは天才である。


 つまり、火炎槍と炎竜巻を組み合わせたのが〈初典・深紅害為〉だが、剣の様なものが飛び出てくる魔法は組み込んで無い。射出されそうな火炎槍も発動と同時に炎竜巻と同化していることはかつて行った実験で分かっている。


 まあ結局……わからないということだ。しかしそれ以前に龍の龍息をその魔法で止められることが驚きだとも言われた。言われてみればそうなんだが……それもわからずじまいだな。異世界的な不思議なパワーが働いたとしか言いようが無いだろう。


 でもレーヴァテインと名のつく魔法を発動させて剣の様なものが飛び出るというのは不思議パワーにしても出来すぎな気がしなくもないが……今は気にしてもしょうがないな。


 おっと話がだいぶ逸れたな。


 俺が見た倒れ伏した姿は確かに赤煉龍フィルグレアそのものだった。ダンさんが見たという炎の剣が貫いた跡はなかったが脳が焼かれていたから討伐されていたとのこと。龍もいくら埒外だとしても生物の括りにあったようで脳が焼かれては生存は不可能のようだな。

 龍の素材に関してはほぼほぼ良好な状態らしい。損害がひどい頭部以外はだが。


 そして何よりこれが一番大事なんだがあの龍は俺が討伐したことになるらしい。ついさっきこの街のハンターギルド長が来てそう伝えて言った。その場にいた全員がそう証言したかららしいな。

 龍の身体は今はまだ向こうにあって今ちょうどギルド総出で解体とこちらへの運搬をしている。到着は一週間から二週間後みたいだからゆっくりと休ませてもらうとしよう。


 さて、現在の俺の状態だが……宿でここ数日寝込みっぱなしだ。腕に軽い火傷に魔力切れによる頭痛や吐き気、それに疲労による熱など散々だ。

 だからここに来たダンさんやギルド長も簡潔に要点だけ伝えて帰っていったよ。

 そのせいで色々と情報が少ない。


 それにルルにシャリアが付きっきりで看病してくれるからやることがなんも無い。


 銃の整備も魔砲の調整も出来ないのだ。


 あ、魔砲は中の魔石の魔力を使い果たしたのと俺が魔力を大量に流し込んだせいで使い物にならないほど壊れた。だから勿体ないけど燃やしてある。中の魔法陣を読み取られると面倒だからね。

 そして俺の銃だが……長年使い込んできたがついに壊れた。中の機構は問題ないのだけど銃身が曲がった。多分龍の頭に対して何発も連射したのが良くなかったんだと思う。そのときに銃身が歪んだんだな。試しに撃ってみたら弾こそ飛び出たけど手を火傷した。これ暴発だ。


 というわけで……現状俺はハンター業も出来ないただの約立たずです。

 少なくとも銃が手元に戻ってくるのは王都に着いてからだな。それにおそらくその時は新しく新調してるだろうし……

 そうか!新しく作れば良いんだ!

 銃の構造とかはかなりの量を覚えてるからその気になれば作れるぞ!


 さてさてどんな銃を作ろうかな〜


 今から楽しみだ!

もしかしたらもう一話今日中に投稿するかもしれません


ブクマ等頂ければ嬉しいです

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