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六十七 なんで?
メフェリアは、無数の白い球体を放つ。
エリッサは咄嗟に、地に伏せて回避する。
ウェルグは、右へ左へ動いてかわしていく。
メフェリアはさらに、白い球体を顕現する。
すかさず、二人に放っていく。
特にエリッサへ向けて。
エリッサは、因果の鏡を顕現して防いでいく。
鏡の効果で、白い球体が消えていく。
「わたしに、その力は効かないよ。鏡の華よ、舞え!」
無数の鏡の欠片が、エリッサの足元から顕現して、周りを舞い浮上していく。
頭上に達した鏡の欠片から、順に放たれる。
メフェリアは、白い球体を顕現して防いでいく。
触れた鏡の欠片が消滅する。
それでも、エリッサは放つ。
相手も防いでいく。
数秒後、鏡の欠片の射出が止む。
エリッサの頬から、一筋の汗が流れる。
(きりがない······。倒すにはどうしたらいいの? ······考える時間を稼がないと)
「ねえ、あなたは何でこんなことをしたの?」
「私は、幸福な人達が許せない······それだけ」
「何でそう考えるように?」
「知ってどうするの?」
「ただ、疑問に思っただけだよ」
メフェリアは目を伏せる。
「······私は耐えきれなかった。この力に······」




