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裁きを司る者達  作者: 志野夕刻
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三十八 必死なエリッサ

 前回、先走ったエリッサをウェルグが止めましたが無駄に終わりました。

 そして、エリッサとメフェリアが戦うことに。

 そんなところまででしたね。


 では、前書きの方はここまでにさせていただきます。

 本編をどうぞ。





 エリッサとメフェリアは、十数秒程動かないでいる。

 重苦しい雰囲気が場に溢れていた。

 それを打ち破るように、先に仕掛けたのはエリッサだった。


 鏡の欠片を射出する。

 メフェリアは横に跳んでかわす。


 エリッサは、その鏡の欠片を三つの集まりに分ける。

 そのまま操って、メフェリアの右後方、左後方、後方真ん中から襲わせる。


 だが、三つの白い球体が鏡の欠片を消してしまう。

 すかさずメフェリアは、残りの二つの白き球体を放つ。

 地面を削りながら迫る。


 エリッサは、右に全速力で駆け、かわす。

 白い球体は、地を深々と消していった。

 (あの、触れることで消す白い球体······。厄介······)


 「じゃあ、これならどう!?」

 エリッサは、鏡の欠片を二つの集まりに分ける。

 

 一つの集まりを射出し、メフェリアの周囲を充分距離をとって、旋回させる。

 そして、徐々に旋回させる範囲を狭めていく。


 メフェリアは自分の周囲に、小さな白い球体を無数出現させ、鏡の欠片を消していく。

 「これなら問題ない」


 「そうかな?」

 いつの間にか、メフェリアの頭上高くに、鏡の欠片が無数存在していた。


 次の瞬間、鋭い欠片が降り注いでいく。


 エリッサは倒せたと思い、期待を込めた瞳をしている。

 だが、メフェリアは倒れてはいなかった。

 多少の傷を負ってはいたが。

 ほとんどの鏡の欠片を、白い球体で防いだようだ。


 エリッサの顔が悔しさで歪む。


 「なんで······? なんで、死んでくれないの!? わたしの、両親を殺したくせに!」

 エリッサは悲痛な表情で叫んだ。


 「そんなの知らない······。私はただ、幸福な人達を消すだけ」

 メフェリアは、白い球体を無数顕現していく。




 今回の戦闘描写、若干細かさを意識しました。

 でも、やはり短くなってしまいます。

 

 それでは、次回も宜しくお願いします。

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