表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裁きを司る者達  作者: 志野夕刻
38/71

三十七 メフェリアの力

 「わたしは······あなたを許さない! 舞え! 鏡華!」

 エリッサは鏡の欠片で、メフェリアとユアを攻撃していく。


 二人はかわしていく。

 鏡の欠片の射出は止まらない。

 「はぁはぁ······。わたしの、両親を殺したあなたは許せない!」

 まだ、鏡の欠片の攻撃は終わらない。


 ふと、攻撃がメフェリアの左足を掠め、動きが止まる。

 エリッサの鏡の欠片が迫る。


 メフェリアは不意に、冷やかな笑みを浮かべた。

 すると、エネルギー状の白い球体が五つ出現する。

 白い球体は触れることで、鏡の欠片を消し去ってしまう。


 エリッサは一旦攻撃を止め、後方へ距離をとる。

 (あれが、メフェリアの······)

 「罪悪の力······」

 冷や汗を流しながら、呟くエリッサ。


 「どうしたの? もう終わり?」

 メフェリアは、白い球体を消してから淡々と言葉を発した。

 「まだ······。まだ、終わってないよ!」

 「エリッサ! ちょっと待って!」

 ウェルグがエリッサを止めに入る。


 「ウェルグ······。ごめんね。今は止めないでほしいの」

 エリッサは手をかざし、無数の鏡の欠片を出現させ、自分の周囲を舞わせる。

 

 「罪悪の力······消失······顕現せよ」

 メフェリアも力を展開する。

 白い球体が五つ現れた。

 「ユア。一人でやるから」


 ユアは、分かりましたと言わんばかりに、後退して距離をとる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ