表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裁きを司る者達  作者: 志野夕刻
32/71

三十一 逃走

 「兄上、あれが罪悪の力とは、本当なのですか?」

 「間違いないだろうね。あの独特の禍々しさ······。罪悪の力だ」


 エリッサは、王国裁司の言葉を聞いて、穏やかではいられなかった。

 (······罪悪の力。メフェリアと同じ······)


 「この場は私に任せてください! あなた達は逃げて報告を! 詳しい話はディーナに聞いてください!」

 王国裁司と部下達は、アーマイゼの前に立ちはだかる。


 「でも!」

 「エリッサ。王国裁司様に任せて行こう」

 ウェルグは、エリッサを説得する。


 「でも、私達もいた方が勝てるかもしれないよ!」

 「······エリッサさん、今は逃げましょう」

 ミーフェアは、分かりますが今は、といった表情で説得する。


 「三人共、行くぞ!」

 ディーナは三人を促す。

 「······うん、わかった」

 エリッサは渋々、頷く。

 四人は駆けて、その場を去っていく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ