表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裁きを司る者達  作者: 志野夕刻
20/71

十九 出立

 五時間程が過ぎ夕刻になる頃、エリッサ達は再度、王国裁司に呼ばれた。

 

 「翌日、ディーナ、ミーフェア、エリッサ、ウェルグの四名は南部に潜入任務のため、出立すること。これは王の命である」

 王国裁司は、堅い口調で告げる。


 「了解致しました」

 四人はそう答える。

 「ディーナ、無理をしてはいけないよ」

 「兄上、あたしはもう子供ではないのです。心配は無用です」


 「ミーフェア。ディーナを頼むね」

 「はい、お任せください。ディーナの親友として無理はさせません」

 ディーナは、言わせておこうといった顔で、一息吐く。


 その後、四人は「失礼しました」と退室していく。

 「さて、私も······しないとね」

 王国裁司は、一部分しか聞き取れない声で呟くと、椅子から立ち上がった。




 翌日の早朝、エリッサ達は準備を済ませて城の前にいた。

 皆、裁司者の証である上着を着ていない。

 潜入任務だからだろう。

 

 四人は馬に跨がる。

 「よし、では行くぞ!」

 ディーナの声と共に、出発する。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ