表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
裁きを司る者達  作者: 志野夕刻
16/71

十五 軍への誘い

 「······」

 エリッサとウェルグは、懸念があるといった顔で黙る。

 

 「すぐに決めろとは言わないが······。今回のことで、軍はメフェリア達を追うために動くだろう。だからこそ、戦力は少しでもほしいんだ」

 

 「私からもお願いします」

 ミーフェアは頭を下げる。

 「わかったよ。ただし、メフェリア達を追う時は、わたしもその中に入れてほしい」

 

 ディーナは身を乗り出して「ありがとう。エリッサ」と礼を言う。

 「ありがとうございます。エリッサさん」

 

 「······それで、ウェルグはどうする?」

 「僕は······。少し、時間がほしいんだ。ここで待っててほしい」

 「あぁ、わかった」

 



 一時間しないで、ウェルグは戻ってきた。

 「ディーナ。僕も軍に入れてほしいんだ」

 ウェルグは真剣な面持ちで、そう口にした。

 「あぁ、よろしく頼む」


 「そういえば、ウェルグ。どこに行ってたの?」

 エリッサが唐突に質問する。

 「姉さんに別れを言いに行ってたんだ。しばらく、会えないだろうから」


 「そうだったんだね······」

 エリッサの顔には暗さが窺える。

 何かを思い出しているのだろうか。 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ