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みおり的世界の捉え方  作者: 咲坂 美織
私が小説家を目指すまで。妄想の日々。
2/5

高校生

 私が東北大震災を経験したのは中学三年のとき。卒業式から二日後であった。(詳しくは先出の作品「あの日、あの時」を参照)


 いや、お恥ずかしいことに地震が起こったちょうどその時、すっかりオタク感染症患者となっていた私はちょっと声を大にしては言えないような小説を読んでいた。いわゆる薔薇。分からない人は分からないままでいてください。作者からのお願いです。


 ……そういえば、中学三年の夏休み。文化祭の準備で集まっていたのですがそのときまあ、いろいろありましてですね。ええ、クラスの男子が全員腐男子ということが発覚しました。未だにこれを超える驚きは経験しておりません。


 その話は置いておいて、この震災以降、私はいろいろと考えるようになった。私が残せるものは何かと。


 小説家になる夢は物語にどっぷりのはまりこんだ小学四年生の頃から持ち続けていた。


 しかし、所詮目指しているだけ。


 何もしていないのと等しいことを知った私はひたすら模索を続けた。


 

 そんな高校一年生の秋。

 私はこのサイト、「小説家になろう」と出会いました。


 

 きっかけは高校に入ってからの友人。私の夢を聞いた友人が勧めてくれた。感謝してもしつくせません。ありがとう。


 こうして私はここで小説を書くようになったわけだが、一つ悩みが出来た。


――読みやすく、分かりやすい文章を。


 簡単そうに見えて実はとてつもなく難しい。書いている側は頭の中で話が完成しているわけだから当然理解できる。問題は読み手が読んでて楽、かつ楽しい文章である。楽々読める。だじゃれじゃないよ。


 読み手に負担がかかる文章なんて小説なんかじゃない! これが私の持論である。自分で自分の首を絞めているようなものである。ぐええ。


 そのためには目下努力。いっぱい本を読んで、分かりやすい文章とはどんな文章なのか、それはそれはもう必死に勉強しております。はい。頑張ってます。なかなか結果は出ませんが。


 そんな私の最近の妄想。


――ああ、幼馴染が転校してこないかなぁ……(もう別れました)


――(集会中)……敵の数、一、二、三……やれるか? 私のこの強化された身体能力を見せ付けてやる!!


――……私の成績が悪いのはきっと脳の秘められた部分が開放されていないからだ。開放されれば前世から蓄積された知識によりこんなテストなんか!!(現実逃避)



 ……うん。成長してないな、私。ちょっと中二病的妄想が追加されただけだ。


 でも、大事だと思うんだ。


 いろんな人を見て、いろんな可能性を考えて、たくさんの視点を持ち、たくさんの夢を見る。


 この世界にはまだまだいっぱい楽しいことがあるんだって。


 自分がお姫様になって、恋をして、戦って。だから私は物語を紡げる。自分が見てきたものだから。


 そしてそれをいろんな人に伝えるんだ。

 この世界にはまだまだ知らない楽しいことがいっぱいあるんだって。夢に満ち溢れているんだって。


 少しでも多くの人に伝わればいいな。この世界の楽しさが。


 そんなことを考えながら私は今日も、妄想の世界へと旅立ちます。


 

 ファンタジーをファンタジーだと誰が決めた?

 絶対にありえないと誰が決めた?



 確証が無いのなら、ありえないこともないはずだ。そう考えた方が楽しいと思いませんか?


 起こらないのなら起こしてしまえ。


 それを簡単に可能にするのが小説。


 いつか妄想が現実になればいいな。そしたらこれは預言書になるんじゃね!?

 そんなアホなことも考えつつ、現実リアルに夢を見る。


 それがみおり的世界の捉え方。






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