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分かる人にはエロいかもしれない漢詩【仰星】

作者: 遥 夏

 エロ要素は控えめ?

 普通に純愛詩だったかもしれません。





【白文】

「仰星」 七言絶句 平起式 平韻


 清 遊  徹 夜  履 黄 砂


 遥 旅  思 春  忘 赤 花


 描 画  九 天  君 朗 咲


 宵 明  於 昼  泛 星 槎




【書き下し文】

「星を仰ぐ」


 清遊(せいゆう) 夜を徹し 黄砂を()


 遥旅(ようりょ) 春を思ひ 赤花(せきか)を忘る


 九天に描画す 君が朗咲(ろうしょう)


 宵は昼よりも明らかにして星槎(せいか)()かぶ




【語句解説】

・清遊……きよいあそび。転じて世俗を離れるための旅行、巡礼をもいう。

・黄砂……砂漠のこと。

・遥旅……遠く長い旅程。

・赤花……派手なもの。

・九天……空、特に夜空のこと。

・朗咲……朗笑に同じ。朗らかな笑い顔。

・星槎……銀河に浮べるイカダ。遠い旅路の喩え。

・泛星槎……隠遁する、俗世を捨てる、などの喩え。




【現代語訳】

「星を見上げる」


 歩き、夜を徹して、砂漠を踏み進む。


 遠く、青春を思いおこすと、今あのときの派手さはなくしてしまった。


 空を見上げると、君の笑顔が浮かぶんだ。


 独りで旅を続けていると星は昼みたいに明るくて。




【ちょっぴりエロ語訳】

「星を見上げる」(=英語のスラングで「一緒に寝ること」)


 性友(セ○レ)と徹夜で吻合交叉、なんてふうに


 遥夏(筆者の名前)はたびたび思春期のようになるが、もう花の盛りも過ぎ、


 病臥(びょうが)、君の人体の九つ目の穴を(うま)(「テン」とも読む)そうとかローション片手に眺めていて、


 目をぎゅっと閉じたいほど眩しいものが走り抜けていくのさ。




【押韻、および、韻目】

・押韻は以下のとおり。

 起句「砂」

 承句「花」

 結句「槎」


・韻目は以下のとおり。


 庚 尤  屑 禡  紙 陽 麻


 蕭 語  支 真  漾 陌 麻


 蕭 卦  尤 先  文 養 嘯


 蕭 庚  虞 宥  陥 青 麻




 少々、腕が落ちたように感じます。

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