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現状維持は難しい?

 はじめてお城に招待されてから数日、学校でマロンくんと会っても知らぬ存ぜぬを貫き通し、マロンくんをマロンくんとしてだけ対処してきた。


 その代わりと言ってはなんだけど、放課後は誰にも見られないようにマロンくんにお城まで送り届けてもらっている。


 が、しかし。


 王妃様の手芸――主に刺繍は遅々として上達する見込みがなく、またルルルンも相変わらずの手芸音痴を発揮しては場を和ませてくれた。


 お城で出されたお菓子を持ち帰ることも少なくなった。少しでもお城にかかわることを言ったり、知られたりするのを避けるためだ。


 ところがこの秘密もまたおもしろくなってきてしまう。


 だって、どの世界の王妃様が刺繍に不器用だって信じるのよ?


 そんな不名誉、あたしが全部かばってさしあげてよっ。


 でも、こればっかりはかばりようがないんだよな。あたしがお城にいるのなんて、ほんの数時間だし。


 おのれ。負けないもん。なんとかして、王妃様の手芸を上達させるぞっ。


 とはいえ。王妃様、とてもおやさしいのにルルルンよりも不器用だと先が思いやられるわ。どうしよっかなぁ。かぎ針編みも作り目から壊滅的だし。何度教えて差し上げても、不思議な糸の絡まりようだし。


 いくらあたしが武骨でも、そうはならないんだけどなぁ。


 それはともかく。王妃様のお腹の中にいらっしゃるお姫様は順調らしい。


 あたしたちも早く会いたいなって話しているよ。


 一体どんなお姫様なんだろう? 可愛いのは間違いないとして。


 生まれてすぐ、魔法が暴発したりしないと思うけど、そんな意味でも戦々恐々。


 なんとかなるといいな。


 そして、ルルルンのおうちもまた、あたらしい家族が誕生するとあって、なんだかとても楽しくなりそうな予感。さてさて、どうなっちゃうことかしら?


 ところで、あたしときたらお城に行くたびにあま〜いお菓子の誘惑に勝てず、あっという間にふくよかになってきてしまったからさぁ大変。


 その点、ルルルンはあたしとは正反対にがりがりなの。おなじようにお菓子を食べているのにね。


 あたしはあたしで体重との勝負だっ!!


     おわり 



 ここまで読んでくだしり、どうもありがとうございました。勝手ながら、ここから先の展開がわからないため、いったんここで完結となります。申し訳ありません。

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