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ダメ会議終了

 せっかくの指導もむなしく。ルルルンは不器用なままでした。


 なんだろう? あたしの指導がわるいのかな? それとも時間停止魔法がなにか関係してるのかしら?


 ともかくも、夜になったところで指導終了。


 ルルルンたちはお家に帰って行きました。


「お疲れ、リティ。今日は学校でなにかあった?」


 お母さんにパーティーのおこぼれのお菓子をいただきつつ、首をかしげるあたし。


「今日? ああ、転校生がいたよ。男の子」

 

 そう、この転校生こそ、マロンくんであって、王子様であることは言わない。


「へぇ? あなたのことを好きになりそうな子かしら? だったらお料理代、おまけしちゃうわよ」

「好きになってもらえないだろうなぁ。あと、うちの料理は食べに来ないと思うよ?」


 王子様だし。言いたい。侍女としてスカウトされたことも全部吐き出してしまいたい。でも言わないぞ。もしかしたら将来、お城で働けるかもしれないなんて思ったら、秘密厳守!!


「おい。俺の料理にケチつける野郎がいるのか? いいから連れてこい」

「お父さん、横暴!! そういう意味じゃないっての」

「じゃあ、どういう意味だよ?」


 どうもこうも。今、ルルルンのお兄さんからチップをたんまりもらったくせに、意地汚いなぁ。


「ともかく。一度食べたらわすれられない料理を提供室してやるぜ」

「はいはい。一応は誘ってみます」


 たぶん来ないと思うけどね。


 そんなわけでお片付けを手伝ったお駄賃をいただいてしまった。さんきゅ。


 そもそも時間停止魔法を使えない時点でルルルンが魔法使いである意味がないような気がする。


 だって、使えなかったら意味がないじゃない?


 だけど、国家の一大事には使えるようにと、ごくたまに訓練だけはしているみたい。


 いいなぁ。ルルルンかっこいいなぁ。可愛いだけじゃなくて、かっこいいんだもんなぁ。うらやましいなぁ。


 ちなみに、ルルルンが時間停止魔法を使えるというのも、ごく限られた人しかしらない。


 つまりあたしは、その限られたうちのひとりになる。


 うひゃひゃひゃひゃ。


 おっと、お見苦しいところをお見せしてしまいましたな。


 なんてやってるから、ルルルンからオヤジくさいと言われて、しまうのだけど、仕方ない、仕方ない。


     つづく






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