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4日目

今日も夢で川崎に会えた。しかし今日は景色が違う。

空が晴れていないのだ。いつもは雲ひとつない快晴なのに。しかししっかりとお花畑にいて今日は、赤いアネモネが咲き乱れていた。赤いアネモネは美しいんだが、妙に嫌な予感がした。


川崎が現れたとき、隣に1人見たことある人が立っていた。それは同じクラスの藤崎だ。彼女は成績優秀で学級委員長をやっている優等生、なのは表向きで裏ではいじめの主犯格なのである。わたしを罵ったのも、暴力を振ったのも、1番最初は藤崎だ。彼女は憎たらしい表情を浮かべて一言。

「わたし、川崎の彼女になったから。」

は?

わたしは理解するのに時間がかかった。こんなクソみたいな性格したカスが、あの川崎の彼女だと?ふさわしくないにも程があるだろ。川崎は一言も話さなかったが、嬉しそうな笑みを浮かべてた。あの笑顔はわたしだけのものだったのに。


初めは怒りが込み上げてきたが、あとから悲しみと復讐心が心の奥底に芽生えた。なんでわたしじゃダメなんだ。あんなやつに負けたのか。そう考えるとどんどん憎たらしくなってきた。あいつの顔を浮かべるだけで、はらわたが煮え繰り返る。いつか、絶望を味合わせることをわたしは誓った。


そう言えば最近怒ってしかいないし、絶望しか感じてない。さらに人生のモチベが低くなった。あいつらに復讐するまではまだ死ねない。死ぬわけにはいかないんだ。わたしはもう復讐しか考えていないのだ。ああ、なんて哀れな人生なんだ。

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