川崎という男に恋をした
川崎という男に恋をした。中学校1年の時から、高校2年となった今でも好きだ。川崎を思い続けることがいつの間にか生きがいとなっている。だが川崎はわたしなんか眼中にない。川崎のタイプはもっと可愛くて、優しくて、とにかく美人がタイプ。だからわたしみたいな地味でブスで8軍ぐらいの格下は、川崎の中じゃ眼中にないどころか存在すらしてない。365日彼のことを思って生活していているのに、川崎は全く気づいてくれない。川崎がいなければ学校にすら行っていないほどなのに。川崎が休んだ日は、わたしだって熱を出す。彼が辛そうならこっちまで辛くなる。わたしの中じゃもう付き合ってることにしてるし、もうほぼ婚約してると入っても過言ではない。わたしの人生は全て川崎に捧げるものだと考えるほど、わたしは他の女よりも川崎を心から愛している。
そもそも川崎はみんなの憧れみたいな存在で、男子からも女子からも人気である。わたしとは真反対だ。フレンドリーで、優しくて、甘いマスクをした彼におとされた人は、男女問わずたくさんいるという。だから常にラブコールが絶えず、彼が歩けばそこにいた人全員が、心を奪われ骨抜きにされてしまう。わたしとなんか付き合うはずがないし、釣り合わない。でも通しても川崎を手にしたい欲望の方が大きかった。
ずっと川崎を思い続けた結果、とうとう今日の夢に川崎が出てきたのだ。話しもしない人と話せたからなんか不思議な感覚だった。夢と気づかなかったら、飽きることなくもっと楽しめたのに。わたしはこの夢での出来事を忘れないために、夢日記を書くことにした。全ては川崎とわたしの未来のため。これからも夢で見れたらいいな。