フレンドリーファイヤ?
フレンドリーファイヤ?
ポーランドにミサイルが着弾し、死者が出ています。
第一報時点ではベラルーシ駐留のロシア部隊によるものと考え、事態がマズい方向に進んでいる懸念が有りましたが、NATO防空システムからの情報では、どうもウクライナから発射された防空ミサイルによるものの様です。
最悪の事態では無かった安堵とこれはこれでマズい事態だなぁ、と新たな懸念に繋がっています。
言うまでもなくウクライナとポーランドを含むNATOは協力体制にあります。
というより、アメリカやNATOの支援なくしてウクライナは勝てません。
戦争においてフレンドリーファイヤは忌むべきものですが、起こり得る事態です。
事実関係を確認し、フレンドリーファイヤが事実であれば、ウクライナはこれを認め、謝罪し、再発防止策を講じなければなりません。
それも一刻も早く。
さもなくば、事実上一方的な援助を受けている側のウクライナはNATO諸国から反発を受け、双方が疑心暗鬼に陥ることが避けられない。
一度そうなれば、信頼関係の回復は極めて困難で、ロシアの脳筋でも容易く付け込む事が出来るでしょう。
これは、情報戦に持ち込んで良い案件では断じてありません。
防空ミサイルによるフレンドリーファイヤは、根本的原因はミサイル攻撃を仕掛けているロシアにあります。それでも、謝罪はウクライナがしなければならない。
もちろん誠心誠意で。
当然ながらゼレンスキー自らです。
NATO諸国においてもウクライナ支援は大きな痛みを伴っています。
ポーランドではウクライナ難民を200万人受け入れているのです。これは国家としてだけではなく個人レベルで受け入れ、負担している事例も多い。
武器供与、経済支援、難民受け入れ、、、国民の中で不服に思う者も少数ではないでしょう。
これら支援は当然のものではない。
ウクライナがロシアと同じなのであれば、助ける理由は無い。
そう思われても仕方ない。




