外交的解決
外交的解決
イスラエルとイランの戦争で外交的解決は可能か
引く意思の無いイスラエルとイスラエルを止められないアメリカを除き、イギリス・フランス・ドイツの列強が外交的解決の方策を求めてイランと協議を重ねている。
、、、それはええけど、ドイツはお前んとこの首相が、イラン攻撃を「みんなのためようやった」とか言うてたやろ、、、
イギリスらの目的は、核兵器製造を抑止することで中東の緊張緩和を図る、謂わばイラン核合意の再定義にあると考えられるが、そもそも、イラン核合意を「にっくきオバマの成果」として足蹴にしたのは俺様キングだ。
イランには俺様キングに強い反感と不信感がある。核兵器製造を放棄しても一方的なものにしかならないと考えるだろうし、実際そうなる可能性は極めて高い。
イランは、イスラエルは元よりアメリカを信用できない。この状態で、イギリスらを介してとはいえ外交的解決は不可能だ。
そして、仮に、イランが核兵器に繋がるオプションを全て放棄するとし、イギリスらがソレを保証しても意味は無い。
結論になるが、イスラエルの動きを見ていれば外交的解決策が無い事は明らかだからだ。
イスラエルは結局のところ「実現不可能なことが出来れば終わる」的なロジックばかりで、例えそれが実現したところで難癖を付けてゴールを動かし、新たな無理難題を吹っ掛けるだけだ。
例えば、マグロ男は「ハメネイ師を殺害するのは戦争を終わらせるためだ」と言っている。
ちゃんちゃら可笑しいわ。ハメネイ暗殺を俺様キングに止められたからそう言ってるに過ぎない。それもおそらくは止められる事を見越してお伺いを立てていた可能性の方が高い。
マグロ男が「本当に」それを戦争を終わらせるためだと考えており、「本気で」戦争を終わらせたいと考えているなら、俺様キングにお伺いなど立てないし、俺様キングに止められたとしても暗殺は実行されただろう。
そして高齢のハメネイが何かの拍子にぽっくり今日にも死亡したとしても、次の宗教的指導者を名指しで敵と認定するだけだ。
そんな事はイランだけでなく、イギリスもフランスもドイツも認識している。
それでも尚、様々な方策を探り、協議が続けられているとアピールし、自国の立ち位置を模索して示すのが外交というものです。
繰り返しましょう。
外交的解決は無い。




