ウィークリーヘッドライン
ウィークリーヘッドライン
このところ疲れ果てて、アウストラロピテクス(脳容量440cc)まで退化し、ウホウホ奇声を上げてご心配をおかけしておりましたが、夏季休暇でリフレッシュできました。
お陰で平安時代まで400万年程進化し、のほほほほほ生き返った気分でおじゃる、などと麻呂みを感じてオジャる状態(?)。
まぁ、あと千年程進化すれば現代社会に復帰できるので、生温かく見守っていただきたいでおじゃる。
とは言え、、、休んでる間も色々ありましたね、やっぱし(諦めの境地)。
休暇中はニュースから距離を置いていたんですが、、、せっかくリフレッシュしたというのに脳容量が退化しそウホ。
まずは能登豪雨災害に被災された方々にお見舞い申し上げます。
その外、国内では与党自民・公明、野党立民で党首が交替。
う〜〜〜〜〜ん。立民の野田元総理は想定の範囲内、というか枝野氏のイメージが悪すぎて野田元総理しか選びようがなかった結果ですね。公明は選出のプロセスが謎過ぎてハナから予想してません。自民は、小泉・高市・石破の三者激突、確率6:3:1と評価していたんですが、小泉氏の失速が急激でしたね。決戦投票の逆転劇は高市氏が菅前総理をニュートラルに持っていけなかった結果でしょう。
斎藤氏失職?凄くどうでもいいです。
焦点は海外の動きです。
リスク評価の危険度でいうとイスラエルによるヒズボラ攻撃がダントツ。
ポケベルに爆弾仕込んでほぼ無差別に起爆させるのは軍事活動じゃなくてテロだよ。世界は改めてモサドのヤヴァさを目の当たりにしました。さらにヒズボラ指導者のナスララ師を80発のバンカーバスターで周辺のビルごと爆殺とか、、、ネタニヤフはここまで問題のある政治家ではなかったハズなんですが、、、権力と利権に溺れた小悪党がチンピラ皇帝にも引けを取らない凶悪なリスクを世界に撒き散らしている。最悪なのはバイデンがネタニヤフを制止することもできず「正当」とまで言っていること。阿呆か、ここまで拗れた中東問題に正当もクソもあるかよ。現状、ノーブレーキ状態とまでは言いませんが、限りなく近い。核エスカレーションを怖れるべきはロシアではなくイランです。小心者のチンピラ皇帝より先鋭化した宗教の方が遥かにリスキーで、クリティカルだ。
トランプ・ゼレンスキー会談は事実上決裂。
トランプタワーでトランプと会談したゼレンスキーは「トランプはウクライナを支援するって言ったよ」「プーチンを勝たしちゃあかんよね、で意見は一致した」とコメントしていますが、残念ながらトランプらしいその場限りのリップサービス以上のものではありません。トランプは既に各地の集会でウクライナ支援廃止を打ち出しています。即ち、トランプの言う戦争終結とは、アメリカのみならずNATO諸国からの支援も途絶えればウクライナは戦争を続けられない、そこで戦争は終わってめでたしめでたし、というもの。戦争を始めたのがウクライナならそれで何の問題もありませんが、相手がロシアである以上、弱体化したウクライナが存続できる余地などどこにも無い。「特別軍事作戦」などという滑稽な名前の戦争は続き、トランプは「戦争は一瞬で終わった!俺にノーベル平和賞が贈られて良いくらいだ。ウクライナでの戦闘?ありゃ『テロとの闘い』で戦争じゃないよ」とでも言うでしょう。そうなる可能性は今のところほぼフィフティフィフティと見ます。
さて、一週間ほど昼間っから酒を呑み風呂に浸かって頭を空っぽにし、改めて現実に向き合うと自民党党首選やアメリカ大統領選を始めとする民主主義陣営のポリティカルディバイドの深刻さが鮮明に写ります。
日本では余り報道対象とならない欧州や南米のニュースも人ごとではない切迫した事態を伝えてきます。
ヘッドラインでも取り上げきれない一つ一つに無視し得ないレベルのバックボーンが透けている。
足りない脳容量でも地道にリスクを洗い出し、可能な限りの評価を行う。
出来る事をやっていく作業に戻りますかね。




