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戦争への影響

戦争への影響


アメリカ大統領選、民主党は副大統領のハリス氏で纏まりました。

支持率でトランプを上回っているとの調査結果もあります。

しかし、支持率には地域性があって、元々民主党寄りの地域がバイデン撤退で民主党支持を強めているだけでは鉄板トランプ地域を上回る事はできず、中立・ややトランプ寄り地域の支持を得なければ、全体的な支持率でトランプを上回っても勝利は得られません。

そのため、バイデンは伝統的民主党支持地域を後回しにして中立地域の支持獲得を優先する戦略を明確に取ってきていました。

ハリスはバイデン支持とアンチトランプの受け皿となっていますが、現状の評価としては「未だトランプが優位」にあると思います。


トランプとしてはバイデン撤退から早々にハリスへと民主党が纏まったのは誤算に近い痛手でしょう。

ヴァンスを副大統領候補に指名したのも選挙戦略としては良い手とは思えない。

トランプが二人になる様なトランプ・ヴァンス体制より、トランプが訴求出来ない層の支持を得られる人物を据えた方が選挙には有利に働くと考えられるからです。

ヴァンスを副大統領候補とする利点は、若くて口が達者というところですが、多様な価値観を標榜する民主党に対し、マッチョな白人至上主義という単一性で戦っていく姿勢をアピールしているのかも、、、或いは、バイデンの醜態などから早くも勝った気になって「扱い易い若僧」として指名したのかも知れんね。冗談抜きで。

それでもなお、支持率調査でハリスを下回るトランプ優位と評するのは、トランプの言動は「アレ」な感じ(?)なので「お行儀の良いエスタブリッシュメント」は眉を顰めざるを得ないし、明確に支持を表明するのはちょっと、というか大分恥ずかしい。しかし、最終的にはトランプに投票せざるを得ない、という層が少なからず有るからです。

とは言え、このカオスな世情では11月の選挙まで何が起こるか分かりません。いや、もう、私のQOLをこれ以上下げないためにも変な事は起こって欲しくないのですが、、、


ゼレンスキーはバイデンがやらかした辺りからトランプ政権を睨んだ動きを見せています。

「11月を待たずに支援してくれっす」みたいなバイデンへの要請に留まらず、トランプと電話会談に及ぶなどトランプの頭の中にあるウクライナ戦争終結の青写真を探っています。

当然でしょう。アメリカ抜きで戦うのはNATO諸国の支援があっても非常に非常に非常に困難です。

武器弾薬も然ることながら、不可視の戦域における優位はアメリカの目に見えない支援が極めて大きい。

現在ウクライナが優位にあると言える黒海も人工衛星や哨戒機などのアメリカによる情報提供が失われれば逆転される可能性は高い。

質のわるい事に、トランプは、、、自分の思惑通りに行かなければ、ウクライナへの支援を全面停止するだけではなく、ロシアを支援する事すらマジでやる。マジで。

実際にトランプが政権を握ったとき、どう動くかは全く分からない。一つだけ確実と言えるのは、その時トランプを止める事は誰にも出来ない、という事です。


ここのところ、ウクライナ政府関係者から「ロシアとの対話」という言葉が出てくるようになりました。現状、対話とは停戦に向けた合意形成プロセスに他ならない。

ロシアが占領地を放棄するなど考えられない以上、停戦とは東部から南部ヘルソン州の一部まで含めた領土割譲を意味し、事実上ウクライナの敗北です。

すぐさま停戦に動く事は考えられませんが、トランプ優位の現状がゼレンスキー政権を弱気にさせている面が少なからず有るのは間違いないでしょう。

それと弱気の要因がもう一つ、F16の数が足りない。

F16は今夏6機が引き渡され、年内に20機、という見込み。

6機じゃ足りないって言ってるでしょう?!パッケージで運用するには最低20機要るんだってばよ!

6機じゃフル稼働してもまともに運用出来ない。

F16の様な支援戦闘機はお代わり前提で運用しなければ機能しない。

20機が揃う年末は泥濘期で地上との連携が取れず、本格的な運用は来年春以降になります。

その時のアメリカ大統領がF16供与を支持しなければ、、、ウクライナの望みはほぼ絶たれます。


政治的リスクがヤヴァい

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