懲罰部隊
懲罰部隊
いそがしかったですまる
いや、本当に情勢というものは時々刻々、移り変わりが激しくて色々と大変ですね。
疲れ果てて頭回らなくなって眼鏡かけたまま目薬差しちゃったよ(人生2度目)。
本稿では分断か「もしトラ」の纏めをやろうと思ってたんですが、元気が無いと何にも出来ない!元気が無いと何にも出来ない!って感じ(?)。
「もしトラ」は既に「ほぼトラ」と言われるようになっていますが、トランプvsバイデンで本選が争われても、トランプ勝利が確実と言える程の差があるわけではありません。
ヘイリー氏との一騎打ち状態となっている予備選の指名獲得数を見ても、共和党員にも一定のアンチトランプ層が存在しており、トランプが本選に出た場合は造反も充分考えられます。
連邦裁ではトランプ出馬容認の判決が出ており、ヘイリー氏が本選に出られる可能性はほぼゼロでしょう。ワシントンD.C.ではヘイリー氏が勝利しましたが1勝8敗では大勢に影響は無いと思います。スーパーチューズデイである本日(3/5)は15州で予備選投票が行われますが、票読みから見る限りほぼほぼトランプ勝利で大勢が決します。
ちなみに、ワシントンD.C.は首都であるコロンビア特別区の事で、ワシントン州とは位置からして全くの別物です。
民主党の予備選は無風状態なので今月中旬にはバイデンの予備選突破が確定します。スケジュールからするとヘイリー氏がリザインしなかったとしても今月中旬から4月の頭にはトランプの予備選突破も確定するでしょう。
そこから長い本選が始まります。
ロシアの政治家ナワリヌイ氏が2月16日に北極圏の刑務所で亡くなられました。
突然の訃報ではありますが、意外に思うのは少数派でしょう。遅かれ早かれプーチン政権に圧殺されるであろう事は火を見るより明らかでした。
ナワリヌイ氏はプーチン宮殿暴露などの活動で反プーチンの旗頭となっており、猛毒のノビチョクを盛られ、危うく命を落としかけるなどプーチン政権から目の仇にされていたからです。
ノビチョクによる暗殺から辛くも生き延び、ロシア国外で活動していたナワリヌイ氏でしたが、ロシア当局からの出頭命令に応じてロシアに帰国後、拘束・収監されます。
それから2年余り、この様な結末を迎える事はナワリヌイ氏自身が最初から分かっていたハズです。
プーチンは謂わばテロルの信奉者で、収監されたナワリヌイ氏をこれまで生かしていたのは、収監され、打ちのめされ、這いつくばって赦しを乞う惨めな叛逆者の成れの果てを叛徒供への見せしめとするため。
プーチンは、この「恐怖との同化」を以てロシアに君臨している。しかし、アンドロポフ譲りとも言える「恐怖との同化」はここでも目論見通りには行かなかった。
2年余りにわたってリンチに等しい虐待を加えられたナワリヌイ氏でしたが、最後まで反プーチンの姿勢を崩しませんでした。
獄中にあって虐待を受けてなおロシア大統領選でプーチン以外の候補に投票を呼びかけるなどテロルの信奉者には我慢がならなかったのでしょう。
ナワリヌイ氏のSNS活動に氏の生命への危険を感じていたのは少数ではないでしょうし、ナワリヌイ氏自身が覚悟していたことが言動の端々に感じられます。
繰り返しになりますが、ナワリヌイ氏暗殺は氏のロシア帰国時からの既定事項です。生き延びるにはプーチンの意を汲んで惨めに赦しを乞うしか無かったが、それを由としなかった。
生命が失われた事を残念に思います。




