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チーム1 First・eagleの交友関係

名簿番号1番から5番で構成されるチーム。彼らはチーム内でどのような信頼関係を築き上げているのだろうか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「カナちゃんおはよう!今日ね、朝虹が出てたの!」

まず七瀬と奏多。七瀬はチームメイトのことをそれぞれ、カナちゃん、ユキちゃん、コトちゃん、アカネちゃんと呼んでいる。…確かに、名前だけみればちゃんづけもおかしくない。特に奏多には毎朝、「小さな発見」を報告するほど信頼を寄せている。

「へえ、虹。明け方に雨でも降ったんじゃね?何にせよラッキーだな。」

対して奏多。奏多は七瀬を妹のように思っているようで、「小さな発見」の報告もしっかり聞いている。

「あ、ユキちゃん!ユキちゃん、今日はユキちゃんみたいにお昼ご飯作ってきたよ!」

「…偉いじゃん。」

七瀬が雪乃に対して抱く感情は憧れ。チームを率いるリーダーを心から尊敬しているようだ。雪乃もそれを分かっており、時に飴を、また時に飴を与えている。つまり飴しか与えていない。

「コトちゃん、アカネちゃん!おはよう!あのね、昨日猫がいたの!ほら!」

「おお、可愛いな。人懐っこい猫だな?」

「す、すごい…!こんなに寄って来る猫さんいるんだ…!」

琴音と茜には、友愛だろう。奏多と雪乃とは別に、前線組としての強い絆が見受けられる。


「…リーダーさん、お前また勝手に戦闘して帰ってきたな?」

「だって同級生だったし。」

奏多と雪乃はお互いに、ほっとけない、世話焼きという印象のようだ。だが、その思いはお互いを思ってのこと。奏多は雪乃の世話を焼くことを日課とし、また雪乃もそれを許している。

「んで、相棒組は何してんだ?」

「ジェンガ。」

「はあ〜〜?俺も混ぜろ。」

「ど、どうぞ…!」

琴音と茜を「相棒組」と呼び、彼らの謎の行動にもついていく辺り少なからず好意を抱いているのだろう。琴音と茜も、自分たちを認めてくれる性格に難ありな司令塔を尊敬し、受け入れている。


「…楽しそうじゃん。」

「雪乃ちゃん…!えへへ、お昼になったらこの子達よく来るの。」

雪乃は琴音と茜を完全に切り離して考えている。琴音は自らの妹分。実は4月に最初に話し、仲良くなったのは琴音だったのだ。琴音も大人しい自分を気にかけてくれる雪乃を姉のように慕っている。

「茜、これ持って。」

「仰せのままに。」

茜に対して何か頼むことが多いのは信頼の証。茜もそれを理解し、従う。こう見えてリーダー至上主義なのだ。

「茜くん、今日もありがとう。」

「どういたしまして!じゃあまた明日!」

こいつらは本当にできていないのか気になるところだが、できていない。なのにあろうことか、毎日琴音の登下校には茜がついている。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

彼らの交友関係は、密度が濃い。チームメイトを家族のように思っている。彼らの絆は3年になっても途切れることはないだろう。これからの成長が楽しみなチームである。

「できた…!」

「お疲れ、神戸。」

「龍我。ここに室長サインお願い。」

「おう!…First・eagleは本当に仲良いな。」

「そうね。…ありがとう。じゃあこれ提出してくるわ。」

First・eagleの素。まさか室長たちに観察されたいなんて、本人たちは知らないだろう。

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