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鐵漢過客  作者: 東武瑛
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道場破り

夜になると周は武館に行った。

「お待ちしてました。周さん。さあ、奥にどうぞ」先生は周を居間に案内した。

テーブルには料理と酒が並んでいた。

「どうぞ、食べて下さい。飲んで下さい」

周は料理を食べ酒を飲み始めた。

「周さん。ウチの賭場の用心棒をして頂けないですか?」先生は言った。

周は手を休めて「フム」と考え込んだ。

「ここに部屋を用意しますよ」キセルを吹かして周は答えた。

「わかりました。引き受けましょう」

「ありがとうございます」先生は礼を言った。

朝になり周は目覚めると中庭に行った。

何人かが武術の稽古をしていた。

「周さん。おはようございます」先生が言った。

シュウは皆の稽古を見ていた。

門に男が立っていた。「一手御指南願いたい」男が言った。

先生は「周さん。相手をして下さい」と言った。

「御相手しよう」周は李に言った。

二人は中庭の中央で相対した。

李は中段から顔面への二段蹴りを出した。周は顔面への蹴りを受け止めると回転手刀を右、左と連続して放った。

李は右の回転手刀を受け止めたが左の手刀を喰らいバランスを崩した。

そこに周は顔面への左蹴りを放つと李は鼻血を出して倒れた。

更に周が後ろ回し蹴りを出すと李はぶっ飛んだ。李は仰向けに倒れた。

「お見事」先生始め皆が拍手した。

「手当てをしてやれ」周はそう言うと部屋の奥に入って茶を飲みキセルを吹かした。

李は周に「参りました。弟子にして下さい」と言った。周は「弟子は取らない」と言った。

李は諦めて武館を去って行った。

「周さん。賭場に行きましょう」先生に言われて周達は賭場に向かった。



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