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プロローグ
昔昔あるところに、人里離れたそれはそれは小さな村がありました。
その村に住む人々は毎日のように生き物の細胞などを採取し、研究や実験を行って、新しい生物を生み出すことに専念していました。
村人が何故そのような事をしていたのか、それは誰にも分かりませんが、生物を誕生させる事で新しい薬を作れたり、経済発展の助けになるからなのでは、という説が出ています。
しかしある日、実験が失敗して、巨大な魔物達が村を襲いました。
村人達はその魔物になすすべもなく、次々に命を落としていきました。
遂に人々は神様に助けを求め、毎日祈り続けました。
このままでは人類が滅亡してしまう。と悟った神様は、勇気ある3人の者にだけ特別な力を与えました。
しかし、条件がありました。
《他者や己自身を殺める使い方をすれば、力は永久に封印されし。気をつけよ。》
炎、氷、風の力を授かった3人の戦士は、見事にその魔物達を倒したそうだ。
人々は3人の英雄を称え、村人は研究を止め、人里にて暮らすようになりました。
時は流れ、いつしかこの出来事は伝説となり、現代に語り継がれています。