プロローグ
~???~
ここは深い森に囲まれたとある遺跡
その最奥にある地下へと続くひとつの長い階段
そこに、ローブを着た2人の影があった
??「…ちょっとぉ〜!いつまで歩くつもりなのよぉ〜!もうくたくたなんだけどぉ〜!足いたい〜っ!」
??「…うるさい。もう少しだ」
??「もう少しって具体的にどれくらいなのよぉ〜!!足いたい〜!いたいったらいたいのぉ〜っ!もぅ歩けな…」
??「なら貴様だけここで待っていろ。『奴ら』に見つかって喰われても知らないがな」
バサバサバサァ…
ギャギャア…ギャア…
グォアァァァァァ…!
階段の上から聞こえてくる不気味な鳴き声
??「(ビクゥッ!)…ま、待ってよぉ〜!!」
~数分後~
??「…ここだな」
??「ハァ…ハァ…はぁぁ〜…!なっっっっがい階段だったわぁ……。で…やっと着いたのぉ?例の場所に」
??「ああ。ここが『虚無の祭壇』だ」
そこは明かりも何も無く、ただ床とその先にある祠がぼんやりと見えるだけ…
壁も見えず床の先も見えず…ただ真っ暗な空間
??「本っ当になぁんにも無いわねぇ〜…見渡す限り真っ暗。伝説通りね…。どうなってんのよ、この不思議な空間は…」
??「まさに『虚無』…だな。さて、『例』の宝玉を回収するぞ。その為にわざわざ来たのだからな」
??「わかってるわよぉ〜!…あ、あそこにある祠の中じゃない?…ってか、床以外あの祠『しか』無いんだけどね…(笑)」
??「だな、さっさと回収するぞ」