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(仮)異世界放浪記~勇者?魔王?なにそれ?おいしいの?~  作者: ai-emu
【第7章】年末年始のブラックな・・・・・
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【07‐01】とある日の休日風景

僕が、『アメンラウド大神殿ヴァンコック本神殿第9代世界神眷属聖女姫』としてお披露目される『新年祝賀の祭祀』を迎える3日前。年末年始に行われる、各種神事のある怒涛の10日間を前にした、僕に対する・・・・というか、僕のパーティメンバーに与えられている最後の休日です。


この『新年祝賀の祭祀』の期間中は、全国民の6割強が休日(それも5~10日間くらいの連休をとる事が多い)という、異世界では珍しい大型連休の期間でもあります。

この期間中に連休(というか、これといった休みを持っていない)がない業種は、『休日ほどかき入れ時』と言わんがばかりの飲食店業界や宿泊施設。

『休日?なにそれ?おいしいの?』を地で行く、我ら神殿関係者と王都の警備をする騎士団など一部の公共団単体関係者と、そもそも休日のない農業・酪農関係者。

あとは、冒険者ギルドや商業ギルドなどのギルド関係者だけだ。

まあ、所属する冒険者たちは、自己責任と懐具合、怪我の療養などで休日を取るため、そもそも休日という考え自体ないのだ。それでも、大多数の冒険者は、酷使した体を休ませるため、5~10日に一度程度は休日を入れている。

また、この『新年祝賀の祭祀』の期間中に出される依頼の成功報酬は、通常のの3~5割増し(依頼内容により異なる)となるため、お金のない冒険者たちの稼ぎ時となっている。


僕がリーダーを務めている『ジャポニクス』では、僕が神殿で働く前までは、基本的に冒険者活動が3日以上あると次の日は1日休みとなり、その後訓練日として2日、休日1日のサイクルで回していた。しかしあの武術大会以降は、勇者くんたちの粘着が鬱陶しく、このパターンが基本形となって、(勇者君たちを煙に巻くように)適度に休みのパターンをずらしていた。

しかし、僕が神殿勤めを行うようになってからは、基本的に冒険者活動は開店休業状態であり、神殿行事優先の生活になっていく。

そのため、現在の(僕たちジャポニクスにおいての)冒険者活動は、どちらかというと休日のレジャー感覚になってしまっている。


というか、現在のパーティメンバーは、何かしら神殿で活動しており、その過程で僕に倣って出家している者が多い。また、神殿で活動していないメンバーは、ヴァンコックで僕が購入した家を店舗兼住宅とし、なにかしらの商売を行っている。

そのため、普通ならば休日が重なる事など皆無に等しくなるのだが、そこは強引に僕のスケジュールに合わせて全体の休日が決められている。僕は、皆には『休みのパターンは自由に決めていいよ』と話しているのだが、何故か全員が僕のスケジュールと同じにしているのだ。

ちなみに僕の休日パターンは、基本的に7日働いて3日休みのパターンとなっている。

これは、僕が絶対参加の神事が10日ごとにあるため、それに合わせて休日を設定したらこうなってしまっただけだ。

なお、年末年始の『新年祝賀の祭祀』は10日間連続で行われ、毎日行われる『新年祝賀の祭祀』に関連する特別な神事も、当然ながら(開始や終了時刻は日によってまちまちだが)10日間連続で行われる。

そのため僕の休日は、神事が終了した1月6日から5日間となっている。当然ほかのメンバーも、僕と同じ日が休みになった。

ただし、100%僕とほかのメンバーの休日が重なる事は珍しく、たいていの場合数人欠ける事が多い。


このパターン化した休日制度?が、なぜか神殿全体に受け入れられており、すべての神職者がシフトを組んで休日を取っている。

休日のパターンは、それぞれの仕事(職種)に合わせて設定されており、基本は、5~8日勤務で2~3日休みとなっている。ちなみに休日でも、朝の神事には基本的に参加が義務付けられており、寝床である修道院からいない日以外は参加しないといけない決まりになっている。

この休日制度、今は神殿内のみみたいだ。しかしながら、国もこのパターン化した休日制度を真剣に考えており、ここツゥアイライド王国では、近日中に制度化しようという話も聞こえてきている。


僕たちの休みのパターンは、このくらいにしておいて。


今日みんなで行く場所は・・・・・、僕以外は知らないあそこに、久しぶりに行こうかな。何やら、世界中に散らばる119か所の聖地の1つになったあの『瀑布の聖殿』に行こう。

神殿のある、あの滝のど真ん中にある洞窟自体は、魔物は寄り付かないようにしてあるが、滝つぼ周辺や森の中には、結構強い魔物がうようよしていた記憶がる。

さらに今は、アスカ君の親戚のような存在の『生体人形』がいくつか稼働して、西域全体を管理しているからね。人形の中の一部は、僕と同様に修道服に身を包んだ修道女がいる。


閑話休題。


聖地の入り口に跳んだ僕たち一行。

今回は僕の魔術でここまで来たが、これから先各個人でも自由に来れるように、この場所に位置固定型転移門ポータルゲートを設置する。

位置固定型転移門ポータルゲートを設置する『位置固定型転移門ポータルゲート設置』という固有能力ギフトは、もともと空間魔法の『転移門ゲート』が派生したものだから、僕も当然位置固定型転移門ポータルゲートを自力で設置する事は可能だ。


「ここはどこなのかな?イズモちゃん?なんか目の前に、何処かで見たような気もする建物が鎮座してるんだけど?」


目の前に鎮座する、あの世界遺産『ペトラ遺跡群』の中にある『エル・カズネ』っぽい建物を見ながら、最近魔法の腕が上がってきたイヨちゃんが尋ねてくる。最近は、旦那さんであるサツマ君に引っ付いてよく神殿騎士団の訓練場に来ては、騎士団全員分の昼食を作ることが日課になっているイヨちゃんだ。

結構イヨちゃんの作る食事は好評らしく、サツマ君所属の騎士団では、ロリコン(信徒)を獲得している教祖様でもある。


「ここはね、僕がこの世界に来てから、半年ほど暮らしていた場所なんだ。丁度、アスカ君とトモエちゃんに出会う前の話だね。

そしてここは、ナイアゲルの滝にある岩山の洞窟内のあの聖地。僕が初めて創った聖地で『瀑布の聖殿』と呼ばれている場所だよ。」


そんな言葉で、この聖地の説明を開始しながら中を案内する僕と、僕の説明を聞きながら後ろをついてくる面々。

外観は、あの世界遺産『ペトラ遺跡群』の中にある『エル・カズネ』という遺跡そのままだが、内装はかなり異なっているのがここだ。

だってね、 『エル・カズネ』の外観は有名だから知っているけど、内部の構造はまるっきり知らないのだ。そのため、内装については、ここからは完全に僕の独断と偏見なのだ。建物自体2階建てっぽいので、内装もそのように造っていったのがここだ。


入り口を入ると、すぐさまここを管理している生体人形4体に出迎えられる。

ちなみに生体人形の名前は、ここの責任者で、狐人族の容姿をした女の子がアズサ、猫人族の容姿をした女の子がミコト、犬人族の容姿をした女の子がアカリ、兎人族の容姿をした女の子がヒトミとなっている。

で、全員なぜか、神社の巫女さんの格好をしている。

そんな巫女さんの1人アズサに先導されながら50mほどの廊下を進み、一番奥にある巨大な吹き抜けの空間に向かった僕たち。ここにある祭壇には、僕に加護をくれた神々の神像が祀ってある。つまり、世界神・魔術神・武術神・快癒神・技能神・天空神・大地母神・生命神・12干支神だ。

ここを出てから数回ほど来ている僕だが、毎回来るたびにこの神像にお祈りを捧げている。今回は、パーティメンバー全員でお祈りを捧げる。


その後は部屋割りをして余分な荷物を置くと、さっそく魔物討伐ツアーの開始である。


「まず、この神殿が建っているこの岩場は、セーフティエリアみたいになっているから安全だけど、左右の滝は危険だから近づく際は気を付けてね。後、滝壺の中にも、当然水棲の魔物がいるから。

あと周囲の森の中には、上位種も含めて数千種類の魔物が生息しているからね。レベリングには、ちょうどいい環境だよ。」


そう忠告しながら僕は、左右を落ちる滝と、眼下にある巨大な湖といっても差し支えない滝壺を見下ろす。当初は、今の1割くらいしか大きさのなかった滝壺だが、僕の魔法の実験の結果、直径10㎞ほどある湖へと進化した。そして知らないうちに、水棲の魔物が暮らす魔境と化したのだ。


「まずこの滝の中には、『カープシャーク』という、滝登りが得意な鯉の姿をした鮫型の魔物がいる。

普段は、裏の岩壁にへばりついて、獲物・・・・魔力を持っている物体が流れ落ちてくるのを待っているんだけど。こうやって射程距離以内に何かが近づくと、岩壁から離れて滝の森しながら獲物に近づき食べるという習性をもっている。ちなみにこいつの獲物は、生命体でも非生命体でも構わない。

こんなふうにね。」


僕は、『カープシャーク』の説明をしながら、そこら辺の岩から適当に創り出したゴーレムを、岩場を歩かせて滝の流れに近づける。ゴーレムが滝の流れ落ちる水に1メートルほど近づいた時、そいつは滝の中から現れた。

体長約2メートル、姿かたちは錦鯉にサメの背びれ尾びれがつき、腹には無数の吸盤があるけったいな姿をしている。開いた口には、なんでも嚙み砕けるような歯が無数に並び、適当に創ったとはいえ、ある程度強度のあるゴーレムを一嚙みで噛み砕くほどだ。


「こんなけったいななりをしているけどね。こいつ淡白な味で、淡水魚?なのに赤身魚なんだよね。味としては、マグロのあの油臭さをなくした感じかな?」


そんなことを言いながら僕は、サクッとカープスネイクを仕留める。その後は、森の中や滝壺の中などに生息する生物をレクチャーした後、自由行動をとってレベル上げに勤しむ僕たち。

実際この場所は、森の中を突っ切る街道からも離れている奥地だ。そのため、生息する魔物のレベルは高く、レベル上げには最適な環境といえる。

こうして日没までの時間レベル上げに勤しんだ僕たちは、それぞれの職業レベルと、各戦闘スキルのレベルや各種パラメーターを大きく上げることに成功するのだった。

僕に関していえば、魔法スキルのレベルがカンストしてしまっているので、職業レベルだけなんだけどね・・・・。

ちなみに職業レベルの低い(LV20以下)のは、出家した折に職業が上位互換もしくは変更した影響であり、トモエちゃんに至っては、数日前に上位互換したため、一番低くなってしまっているからだ。


◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】ナガト

【性別】男【年齢】18歳【種族】純人族

【現在の身分】神族【職業】神殿執事(LV15)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】アスカ(既婚者)

【性別】男の娘【年齢】18歳【種族】狼人族

【現在の身分】神族【職業】神殿騎士(LV20)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】サツマ(既婚者)

【性別】男【年齢】18歳【種族】純人族

【現在の身分】神族【職業】神殿騎士(LV20)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】フタバ

【性別】女【年齢】18歳【種族】狼人族

【現在の身分】神族【職業】祓魔師エクソシスト(LV40)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】アズール(既婚者)

【性別】女【年齢】23歳【種族】ダークエルフ族

【現在の身分】神族【職業】魔法剣闘士(LV40)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】トモエ(既婚者)

【性別】女【年齢】18歳【種族】純人族

【現在の身分】神族【職業】魔導聖女(LV10)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】イヨ(既婚者)

【性別】女【年齢】18歳【種族】純人族

【現在の身分】神族【職業】魔導師(LV15)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】シャルル(既婚者)

【性別】女【年齢】150歳【種族】エルフ族と妖狐族のハーフ

【現在の身分】神族【職業】精霊呪術師(LV120)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】コレット(既婚者)

【性別】女【年齢】100歳【種族】エルフ族

【現在の身分】神族【職業】精霊術師(LV90)

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

【名前】イズモ(既婚者)

【性別】女【年齢】15歳【種族】純人族

【現在の身分】神族【職業】聖女姫(LV40)

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