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(仮)異世界放浪記~勇者?魔王?なにそれ?おいしいの?~  作者: ai-emu
【第4章】護衛依頼という名の物見遊山の旅路
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【04-07】旅には欠かせないイベント

和気藹々と会話をしながら、世界を縦断する街道を進む僕たち一行。あと少しで、休憩場所である空き地という段階で、盗賊さんたちの待ち伏せを見つけた僕。

「あっ!!

1㎞くらい進んだ場所に、20人くらいの盗賊さんが待ち構えていますね。予定通り、休憩地である空き地に近くで待ち構えていますよ。

5分くらい前に、茂みに隠れて盗賊さんの拙攻がいましたが、襲撃イベントの臭いがしたのでわざと見逃しました。

どうします?」

一応護衛団のリーダーであるパリマンさんに、今さっき索敵範囲にはいった盗賊さんの本体についての報告を行う。斥候の方はすでに補足済みであり、何もせずに泳がせてあったのだが、どうも阿知良さんは僕たちの事をおいしい獲物だと判断したようだ。


僕の索敵魔法は、脳内地図作成マッピングが常時索敵して表示しているアイコン(敵対者を示す赤色のマーカー)に対し、宇宙そらの眼から得られる情報を同期させたのちに鑑定眼で相手の詳細を鑑定する。そのため、敵対者の詳細な情報が解るのだ。そして、掃いて捨てるほどある魔力をこれでもかと使って、常時索敵魔法を展開している。時々戦闘が面倒くさそうな魔物は、索敵魔法に威圧スキル(固有能力ギフト『武道の極み』に組み込まれている戦闘系のスキル)を放って追い払っている。


一方世間一般では、風属性魔法の『空震索敵』という魔法で行う。この魔法は、航空レーダーのように一定間隔で、超音波で空気を振動させて反射してきた時間差で周囲の状況を観察する魔法だ。そこに、赤外線のようなものを同時に照射して温度を測定し、生物かどうかを色分けするみたいだ。相手の位置は解るのだが、人数や戦闘方法などの情報は解らないのが弱点となっている。

また、使用する魔力量も結構な量らしく、常時索敵魔法を展開することが出来ないらしいのだ。索敵専用で魔法使いがいるならばともかく、そんな贅沢な運用ができるのは、騎士団や軍隊なども含めて皆無である。

そのため、ここらへんの改良を世界中の魔導学者さんたちが日夜続けているらしい。


ちなみに、風属性の使える魔法使いがいないがない場合は、冒険者の五感に頼った経験則となる。

中には、『気功術』なんてモノを使える者もいるようで、このスキル持ちがいるパーティは、索敵魔法と同じ事ができるようだ。

あれだね。

周囲に流れる気を感じ取って、乱れている場所を特定するみたいな事をするんだろう。


もちろん練習目的で、トモエちゃんには世間一般の索敵を行っているが、まだまだ始めたばかりで精度が雑である。まあ、トモエちゃんの索敵も、地球の知識を利用するため、世間一般とはかけ離れている感じがするが・・・・。そして、僕からもらったスキルを組み入れている感じもする。

もうこれは、オリジナルの索敵魔法になってしまっている感じだ。僕の索敵魔法とも、一線を画している感じだしね!!

もちろん使用する魔力量も、僕の1割程度しかないはずだ。魔力の効率運用は、やっぱりトモエちゃんが一番上手だ。僕の場合は、物量のごり押しだからね。


現在トモエちゃんは、半径500mくらいを索敵出来ている。ちなみに僕の索敵範囲は、『視える場所すべて』となるが、そんな超広範囲(現在は半径約2,500㎞)を索敵しても仕方がないので、精度を重視して平時は半径1㎞くらいを範囲としている。それでも世間一般的には、ありえないほど広大な範囲らしいです


閑話休題。


「そうか。盗賊がいるか。

しかし、イズモちゃんがいると、不意打ちの襲撃がなくて楽だな。

しかし、斥候を見逃すとは・・・・。イズモちゃんも、少し腹黒なところがあるな。」

「そりゃ、彼らには、『一網打尽』という未来しかないことをわからせてあげないと。見張りを殺したら、襲撃しずに逃走を図るでしょ?」

パリマンさんの物言い?に、しれっと答える僕。

「そういうことなら、お前たち3人で相手してみろ。お前たちの戦闘技術も見てみたいしな。」

どうも僕たち3人で、盗賊さんを殲滅するみたいです。

「わかりました。手加減の練習(戦闘訓練)をするにはちょうどよさそうな数ですね!!(相手のレベル的に見てもね)」


さて、お楽しみの襲撃イベントを始めましょうか。


まずは魔法で、盗賊さんたちの足元を底なし沼に変えます。盗賊さんは当然暴れますが、暴れるたびにどんどんと沈んで言います。腰くらいまで沈んだのを確認すると、沼の表層を凍らせた後にそこの水を抜いて空洞にします。もちろん氷は、反対側がしっかりと見えるように透明に仕上げましたよ。水を抜いた沼の底に、近くに生息していた(近くといっても100㎞くらい離れていますが)『ヘドロクロコダイル』というワニの魔物を召喚して放り込んでおきます。


このワニさんは、ヘドロが大好物というちょっと変わった生態をしております。ヘドロの中にいる時は、とってもおとなしいのですが、ヘドロから出ると、途端に狂暴になります。それはもう、その強靭な顎で、50㎝のぶ厚い鋼鉄の板ですら噛み砕くほどです。

現にほら、怒り狂って壁をガシガシと攻撃していますよ。でも、この壁は、ワニさんの力では壊せない物質でコーティングしてあります。


「氷が割れると、下にいるワニさんに食べられてしまいますよ。それでもかまわないのなら、どうぞ氷を攻撃してください。」

あの氷は、ただの氷じゃないので、そんな攻撃では罅1つ入れる事も出来ないのですがね。

僕の言葉を受けて、氷に対する攻撃を停止し真下を見る盗賊さんたち。自分たちの足元にいるモノが何かを理解した途端、途端に命の懇願を始めだします。

傑作ですね!!

あなたたちを許したら、ほかの誰かが被害にあうだけです。そんな社会の害悪は、見つけた瞬間殲滅が僕たち3人の共通見解ですよ!!


数十分後。


襲撃地点(イベント会場)で待ち構えていた盗賊さんたちは、僕たち3人の手加減の練習(戦闘訓練)の糧に練って殲滅されました。もちろん洞窟アジトのお掃除までばっちりです。

それにしても、盗賊さんって、洞窟で暮らすのがデフォルトなんすかね?

今回の盗賊さんも結構な量ため込んでいたらしく、護衛団のみんなで分配してもウハウハです!!盗賊さんたちの首も、いい値段で引き取ってくれるらしいので、もちろん全部回収してあります。

どうも、王都に向かうごとに、盗賊さんたちの財宝も(戦闘力も含めて)鰻上りに増えていくみたいです。


という事は、これからもイベント盛りだくさんという事です。


盗賊さんを殲滅した後、1時間くらい馬車で走ってお昼休憩となる。馬を休憩させるために馬車が止まるたびに、護送車に入れられている奴隷たちは、外に出されて軽く運動をさせられている。運動と言っても、後ろ手拘束されたまま、首輪同士を繋がれて休憩所の周囲を、護衛をしている僕たちの誰かに曳かれて500mくらい歩くだけだが。

それでも、道中動く事ができない奴隷(彼ら)にとってみれば、気晴らしとエコノミークラス症候群の予防を兼ねた運動になっている事は変わりない。もちろん、この時間を利用しての用足しも行っているわけだが・・・・。

彼らの用足しの方法は、・・・・・武士の情けであえて明記しません。


さて、今回は昼食も兼ねての休憩なので、奴隷たちのお散歩はパリマンさんたち3兄妹が行っており、全体の哨戒任務はアスカ君とトモエちゃんが、僕は全員分の食事を作っている。作っている食事は、大きく分けて2つだ。アズマイドさんと僕たち護衛団用の外で食べるのには豪華すぎる内容の食事と、奴隷たちの食べる栄養があるだけの(僕達が食べる食事をペースト状にした)、何と言ったらいいかわからない食事です。

ペースト加工したのはトモエちゃんですね。

2種類の食事を作るのがメンドイという話になって、すべて同じ内容に食事と作ったのです。

しかし、奴隷たちと僕たちとでは、基本的に食事の内容を変えないといけない。これは、奴隷たちをイジメているわけではなく、こうしておかないと誰かに買われた時に文句が出てくるからです。

「奴隷商人の下では、同じ食事を出されていた。」

などとね。

そんな事を言われるくらいなら、初めから食事の内容を変えておいたほうがいいのですよ。買われた先での食事内容までは関係のない話なのでいいのですが、やはりお互い嫌な思い(奴隷を除く)をするのは、できるなら避けたいです。

それじゃあと、奴隷たちが食べるモノを、魔法でペースト加工したのですよ。すべての主食や主菜などを一纏めにしてから、魔法で流動食状態になるまで撹拌して深皿に盛り付けました。まあ、食事時も後ろ手拘束はそのままな彼らにとってみれば、たぶん食べやすい食事になっていると思いますが。


ちなみに、本日のお昼の献立は、即席オーブン(現地で製作)で焼いた焼きたての白パン。パン生地は、前日に大量に作ってストレージの中に入れてあります。もちろん、第2次発酵(整形発酵)手前まで終わらせてあります。そのため、どんな形のパンでも焼く事ができます。

アツアツの具だくさんの野菜と干し肉のスープと緑茶もどき。スープとお茶は、焚き木にかけておけば、時間経過で勝手に出来るものですね。

食後のフルーツの盛り合わせと、口直しの紅茶となっております。

野外での食事ではありえないものばかりですね。


これらの食材は、前日に町で買いだめて僕のストレージの中に保存?してある食材となります。

食材は、『魔法の袋』という建前の腰にぶら下げているポーチ(僕が着ている修道服の唯一のポケットもどき)から取り出しています。

将来的には、魔法の袋を作ってみたいのですが、製作するには魔力属性の『錬金属性』がいるんだよね。錬金属製にある『付与魔法』を使えないと、魔道具の製作が出来ないんだよな。固有能力ギフト『生産の極み』の付属スキルやギフトの中にも、付与魔法に由来するモノはなかったしね。


閑話休題。


午後からの行程は、これといったイベントがあるわけもなく平和的?に進んでいく。もちろん索敵魔法はかけたままだが、近くにはスライム1匹引っかかりません。索敵範囲を半径50㎞ほどに拡大すると、あちこちにばらけて魔物がいるようなので、魔物の大規模襲撃(大きなイベント)があるわけではなさそうですが。

これが、1ヵ所に固まっていたらやばいですがね。


今回の護衛依頼はぶっちゃけ、僕たち3人には、物見遊山となる観光旅行みたいになっている。景色を堪能しながら遠くに見える魔物たち(食材)を遠距離攻撃の練習で魔法を使用して狩りをしたり、狩り終えた魔物はアスカ君が回収しに行ったりとしています。

そんなこんなで夕暮れ時になりました。


そして、アスカ君には、悪いお知らせが待っている。

それは、町に宿屋以外では、大好きなエッチができないという事だ。町に着くたびに、僕とトモエちゃんは、足腰が立たなくなるまで犯される未来が待っているともいうが・・・・。

現在、トモエちゃんとともに話し合っているが、ローテの時間を延ばす目的で、あと2人ほどハーレムに加えようかと画策している。


アスカ君次第なところがあるが、頑張ってお願いすればきっと受け入れてくれることだろう。


現にアスカ君は、今回の護衛対象である奴隷たちの中を、物色する感じで見つめていたりします。

好みの奴隷ちゃんがいるといいね、アスカ君。

もしいなければ、この先の町で、奴隷市場を覗いてもいいだろう。何なら、2~3人購入してきてください。

僕とトモエちゃんは、その行為は許しますよ?

だってね。

アスカ君の襲撃対象が増えれば、それだけで僕やトモエちゃんが、休憩できる時間が増えていくわけだしね。


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