明日が来ない
この世界が終わるとしても
僕はきっと君を想う
鳴らない携帯の向こうで
最後の光が揺れている
壊れたブランコ
風の音だけ
笑った君がまだそこにいる気がして
「さよなら」なんて知らなければ
今も一緒に夢を見れたかな
星も月も黙って君の涙を照らせない
でも僕はこの声で忘れないって叫ぶよ
たとえ明日が来なくても
君を名前で呼びたくて
届かぬ想いを紡いでは
夜に溶けて
それはやがて歌になる、だろう
眠れないまま時は過ぎて
ぬるくなったミルクを捨てた
君が好きだったあの匂いも
カーテンの隙間に消えていく
重ねた写真の端っこには
触れられなかった「また明日」