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詩全集3

明日が来ない

作者: 那須茄子

この世界が終わるとしても

僕はきっと君を想う

鳴らない携帯の向こうで

最後の光が揺れている


壊れたブランコ

風の音だけ

笑った君がまだそこにいる気がして

「さよなら」なんて知らなければ

今も一緒に夢を見れたかな


星も月も黙って君の涙を照らせない

でも僕はこの声で忘れないって叫ぶよ


たとえ明日が来なくても

君を名前で呼びたくて

届かぬ想いを紡いでは

夜に溶けて 

それはやがて歌になる、だろう



眠れないまま時は過ぎて

ぬるくなったミルクを捨てた

君が好きだったあの匂いも

カーテンの隙間に消えていく


重ねた写真の端っこには

触れられなかった「また明日」



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