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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

介護士の小話

私のモテ期、その正体は

作者: HOT-T

私は疲れているのかもしれない……



 私は最近、自分の人生を振り返っている。

 別に余命わずかであるとかそういうわけではなく何となくだ。


 そこでふと気づくが結構女性にモテているのだと驚きを隠せない。

 朝に顔を合わせると微笑んでくれる人が多い。

 中には私を嫌っている人もいるがそういうこともあるだろう。


 私の事を好きと言ってくれる女性も多い。

 『あなたに会えてよかった』という言葉も聞くし、『今日も来てくれて嬉しい!』とか言われると少し照れくさい。

 私が帰る時など追いかけて来て『今度いつ会える?』とか潤んだ目でこちらを見つめてくれる。


 時々おさわりされることもある。

『そういうのは止めましょう』と私はクールに相手を諭す。


 部屋を訪ねれば快く迎え入れてくれる。

 男女二人きりになっても特に警戒はされず色々な情報を教えてくれる。

 女性が寝たら、私はそっと部屋を離れる。


 私が『じゃあ脱いで』と言えば少し恥ずかしげな表情をしながらも服を脱いでくれる、

『何でそんな脱がすの上手いの?』とか言われてドキッとしたこともある。

 

 ふと思う。

 ああ、私は結構モテてるじゃないか。 

 未だ独身の身ながらこのモテ期は10年近く続いており収まる気配がない。

 まるで異世界転生してチート能力を貰って美女たちウハウハしている主人公みたいじゃないか。


 ただし、彼女らには共通している特徴がある。

 その一点が少し残念でならない。

 それは……70歳オーバーの利用者だという事だ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ドキドキしました。 [気になる点] 人生には、三度モテ期があると聞いたことがありますが……。 [一言] 昔若かったお姉さま方って、なんかちやほやしてくれますよね。(泣) 雑に応じるわけに…
[良い点]  よかったです!  私が何も知らなければもっとよかったのにw
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