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魔眼賢者の異世界無双〜最強魔眼の力で全てを覆す  作者: 座闇 びゃく
第二章 ダンジョン編

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ダンジョン16話 命の賭け事

「ッッッはああぁ!!」


金色の光の円柱を出現させると共に宙から下へと落下する勢いを利用して剣を構えて一刀両断する


「ブシャァぁぁッッッ!」


長い鼻と土をかくための特徴的な手を生やした、十階層のゴーレムのおよそ半分くらいの大きさのモグラ似モンスターの断末声がボス部屋に響く


「ようやるのう。これで五十階層目もクリアじゃな」


「一歩ずつゴールへと近づいていってる感じがするな。この調子で進んで行こう」


「そうじゃな。して主人よ、我と出会った時とは比べものにならないほど魔法も剣の扱いも上手くなったのう」


「そうか?俺的には実感湧いてないからわからないけど、言われてみれば今の戦いもスムーズだったしな」


ダンジョン内では常に戦闘みたいな感じだからより上達ペースが早いのかもな


「さて、階段探しを始めるか。

これも慣れたもんだよな」


「最初ら辺の階層は見つけるのに三時間くらいはかかっかたからのう。ダンジョンはとにかく広すぎじゃ」


「でも、本当に広いよな。まるで一つの街がそのままエリアになってるような階層もあるし」


遂にはダンジョンへの悪口も少しこぼしながら足を動かしていく。と、カミトが歩いている横で突然クロロがその歩みを止めた


「そんなところでどうしたんだクロロ?

何かあったのか?」


「ううむ……」


バツの悪そうに言葉を詰まらせるクロロ。

もしかして、また地震やら何か嫌なことが起こるのか?

いきなり足を止めたしその可能性は十分あると考える


「何か悪寒とか野生の勘ってやつが働いたか?」


「ち、違うのだ主人。我は、お……」


「お?」


「お、と……」


「言いたい事があるなら言ってなよ

別に何でも聞いてやるぞ」


どうやらまだ話すか話さないかもじもじと悩んでいるらしい。


「よし、言わないならツノを切り落とすぞ」


「それは動物虐待じゃ!む。

おトイレじゃ。お・ト・イ・レ!」


なんだ、そんな事を言うために躊躇ったたのか。

いや、シルフィーが消えた原因も同じだし仕方のないことか


「分かった。じゃ、その辺の影でしてこい

俺が『魔法障壁(マジックバリア)』張ってやるからさ」


「すまぬな主人よ。恩に着る」


しばらくして、もやもやが取れたような顔をしながら帰ってくる。


「待たせて悪いのう」


「ん?あぁ大丈夫だぞ。おかげで剣も磨けたしな」


キラキラと光に反射して輝く剣をクロロに見せつける


「なら良かったのじゃ。して主人、我が用を済ませてる時に気が付いたのじゃが、あっちの方向に何か隠し扉のようなのがあるのじゃ。微妙に中から影の存在を確認できた」


「そ、そんな影を見つけるとかいう能力も備えてるのか。人生は経験って言われてるし一回行ってみよう」


クロロに案内され指された方向に向かう。

その途中、気のせいだが地面の上なにかが濡れた後を踏んでしまった感じがする。

そこは他の土と違ってペチャって足から音がしたのだ


「まさか、な……」


クロロのおしっk……。最悪なケースは考えたくないため、出来るだけ違う事を考えながらあとをついていく


「確かこの辺りなのじゃが……。あそこじゃ!」


「扉なんてあるのか……?俺にはただの壁に見えるけど」


「少しは我を信じぬか、ほれ見ておれ」


言うやいなやツノから電球を壁に向けて放ち、クロロが指摘した通りに何も無い空間が露わになる


「どうじゃ主人よ」


「驚いた。すごいな〜クロロ」


「そうじゃろそうじゃろ。もっと褒めても良いのじゃよ?」


ここ一番機嫌が良くなったクロロがノリノリになる。 召喚した時はこの先どうなるかと思っていたが、今となってはクロロが来てくれて良かったと思える


「ありがとうな、クロロ」


「うむ?いきなりどうしたのじゃ?

ほれ、いくぞ主人よ」


そうだな、と返事をしながら出てきた隠し部屋に向けて足を動かした


中に入るとそこには野球場見たいに円形状な空間になっていて、まるで無理矢理この空間をくり抜いたかのように周りは土や岩で覆われている。


「あそこだけなんだか神秘的だな」


「うむ。しかし周りの殺風景の光景とは似合わないほどの華がある建物じゃな」


空間の中心には白い柱が合計十二柱円状に建物を囲っている。地球で言うところの神殿って言い方をする建物に近い


「ポチ」


「ん?何か足元にある地面だけ他より一つ下がっていてスイッチみたいになってる気がするんだが」


「あ、主人よ。目の前じゃ!主人が踏み押したと同時に魔法陣が起動したのじゃぞ」


「シンニュウシャカクニン。タダチニハイジョシマス」


振り向くと、先程クロロが壊した壁は既に修復されていて部屋の至るところの宙から魔法陣が現れる。


「なっ!」


「ゲンダンカイヲモッテ、ヒョウテキヲコウゲキヲカイシシマス」


無機質な声が部屋に響いたと思ったら、発動している魔法陣から続々と十階層のゴーレム人間サイズ版が姿を現す。


「おいおい、一体何体いるんだよ……」


「どうやらピンチってやつかのう?

血がたぎるのう!先程のボスは主人が倒してしまったからじゃかな?」


よし!、とクロロが何かを考えついたようだ。

作戦でも思いついたのだろうか?


「主人よ、どちらが多くのモンスターを倒せるか勝負じゃな」


「こんな時にそんな呑気な事を考えてた暇あるのかよ!ったく、戦う前なのに調子狂うな……」


「うむ。して、敗者側の罰ゲームはどうしようかのう」


「俺の合意は無視かよ……。う〜ん、じゃあ『何でも命令権』とかは?」


「うむ。決定じゃ!では、勝負開始じゃ!」


「うわ小学生がやるセコイやつかよ!」


年寄りのおっさんが一人はしゃいでるのを見て呆れる一方で、クロロが楽しそう?にモンスターを倒していってるのを見て俺も嬉しい気持ちになる


「グハァぁぁっっ!主人には我のシャドーウルフの誇りについて三日間寝ずに語らせてもらおうかのう!」


訂正、やっぱりただはしゃいでるオッサンだな


「っと、俺もそんな事している暇はないな

三日間連続とか命の危機すらありえるぞ」


頭が真冬の海の冷たさのような感覚に襲われながらもカミトは戦闘を始めた

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