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第2章 初依頼2

俺は予想していたのと大きく違う回答だったので、

とても驚いた


ちなみに、予想していたのはギルドの命令に反して街の中央部へと向かったことへのペナルティである


「へ?国王って、この国の王様が?

なんで俺なんかに…?」


俺は驚きすぎて、頭が真っ白になった


「ダークキメラは恐らくSランク以上のモンスターでした。Cランク以上の冒険者達、Aランクの冒険者方まで咆哮のみで倒されてしまったのですから。」


Sランクモンスター?ってなんだろう。

冒険者と同じ感じにランク付けされてるのかな


「あ、Sランクモンスターというのは、

冒険者方がそのランクモンスターと同等のランク持ちで倒す事が出来る目安みたいな物です。」


なるほど、じゃあダークキメラってかなり強かったのか。

確かに今まで相手にしてきたモンスター達とは一味も二味も違って強かったもんな


「なので、カミトさんはSランクつまり、

こな世界で4人しか倒せないはずのモンスターを倒したことになるんですよ」


逆に言えば、あんなのに普通に勝てる冒険者が4人もいるのか。


「それに、SランクモンスターをFランカーの人が倒すなんて史上初ですよ。

そんな人物が自国の中にいるんですから、繋がりたいのは当然だと思います。」


「なるほど、つまり俺はこの国の力に吸収されようとしてるってことなのかな?

兵士にとかさせて…」


まあ当然っちゃ当然だな。

自国の事を考えるとやはり強い者はもしもの時の為に必要になるし。


「?いいえ、

Sランクモンスターつまりカミトさんはそこらの冒険者方とは違い、実力的にはSランクの方々と同じです。

そんな方を兵士になんか勧誘しません。

というか、勧誘出来ませんよ」


あれ、違うのか?


「Sランカーの方々は1国と同等あるいはそれ以上の力を持っていると推測されています。

なのてSランカーを怒らせると国が滅びる可能性もあるんです。

なのでそんな簡単には誘えません。

過去にはそれで滅びた国もありますから……」


なるほど、それで俺も下手に怒らさると国を滅亡させる存在になるから友好的な関係を気付きたいという算段か。


なんか、急に俺持ち上げられたな。

数日前まではゴブリンにすら苦戦してたのに。


「まあ、それで国王も仲良くしたいと言うことですかね。

悪くないと思いますよ。

Sランカーの方々はみな国レベルの付き合いをそれぞれしてますし、

結構融通を聞かせてくれたりするんです。

それにこの国の国王様は結構優しい方ですからそんなに考えなくても大丈夫だと思います」


確かに繋がりは大事だし、向こうからそれを望んでるのだからここで縁を断つのは得策じゃないな


「分かりました。

俺も国王と話してみたいです。

一応、俺の魔法で街を破壊した責任もありますしね、、」


そうなのだ。

聖なる(サンクチュアリ・)光の結晶弾(プリズムキャノン)で俺は家々を破壊してしまった


「了解しました!

では、恐らく3日後くらいには挨拶を交えた謁見があると思いますので、ご了承下さい。」


少し緊張してきたな。

貴族社会とかで作法とか知らないと馬鹿にさせるとかと同じで謁見だからなぁ。


「あともう一つ言わなければならない事があります」


お、これは、やはり命令違反で……


「この度、ダークキメラ推定Sランクモンスターを倒したカミトさんにはギルドランクを一つ上げさせて頂きます。

本当はもう少し飛び級させたかったのですが、それだと他の冒険者達からのクレームがくる可能性があるので…申し訳ありません。」


違ったのかーい。

まあ、俺もギルドの仕組みになれる為にも一つ一つクリアした方がいいからな。

俺はその方がいいんだが


「構いませんよ。

それに、自分もギルドについてまだ知りませんし。

これから徐々に上を目指して頑張っていきますよ」


俺は笑顔でそう答えた


「そうですか!

ありがとうございます。 

では、私は仕事の方に戻ります。失礼しますね」


と、言ってアリシャさんは俺が食べ終わった皿をトレーに入れて扉に手をかけた。


「あ、アリシャさん。 

食事ありがとうござました。

それに他の諸々も…」


俺は感謝を述べた。

感謝されて悪い気なる人はそうそう居ないからな


「いいえ!

また私の食事が食べたくなったら言ってください。

失礼します」


アリシャさんなら少し顔を赤らめて部屋を出て行った


「可愛い。」


っと呟いたのと同時に皿が


「パリン」


と、割れた音が聞こえた。

アリシャさんは男性冒険者の間で密かに人気になっているんですよ〜

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