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第一章 異世界転移14

更新出来ない日があるかもです

すみません

「あなたは一体…」


俺は老人が話している方向を向いた


「そんな事は些細な問題だ。

今はそれより現状を打破する方法を考えるのじゃ」


老人は何を考えているのか分からない顔で言った


でも俺を助けてくれたんだよな?

意外と優しい人なのかもな


「あの…

力の使い方を知れって何ですか?」


俺は話が見えてこないので質問した


「お主は今、

自分の力をうまく制御出来ていない。

それはお主が賢者としての器に足りる者では無いからじゃ。

どれ、久々に少し教えるとするかのう」


老人は白い顎髭を触りながら言った


「まず、魔法を使用するには体内の魔力を1点に集めて撃つじゃろ?

その基礎的な部分がまずお主は出来てないないのじゃ

ほれ、一回ファイアーアローでも撃ってみるんじゃ」


俺はこのままでは話が進まないと思いの言うとうりにした


「ファイアーアロー!」


俺は全神経と魔力を杖の持っている手に集めてファイアーアローを撃った


「やっぱりな。

お主は全身の魔力を全く集められていない。」


俺は少し不機嫌になった。

だって、俺的には十分満足する程の出来前だったからだ。


「そんなこというならあなたこそ撃って見てくださいよ。」


「ほっほっほ

いいじゃろ。一つ見せてやるかのう。

ファイアーアロー」


老人が唱えた瞬間、何かがとんでもない速度で俺の頬を通りすぎた。そして、後ろで爆発音がした。


「ほっほっほ

どうじゃ?お主が分かりやすいように、

唱えて撃ったのじゃが。

これが力の使い方を制御した魔法の力じゃ。」


「な、何者なんだあんた…

ファイアーアローをまるで視認すらできなかった。

俺のファイアーアローとは格が違う。

…申し訳ない、いや、申し訳ないです。

あなた様は俺と次元が違います。」


俺は素直に実力差を認めた。

というより、認めざるを得なかった


「ほっほっほ

まぁお主も意識したらこのくらいは出来るようになふんじゃぞ?

よし、では体中の魔力を集める方法を教授するからのう」


老人はそう言って俺の近くに歩いて来て心臓あたりを触って来た


「心臓は血液を循環させてる言わば装置じゃな。

しかし、血液だけを循環させてるのではない。

魔力だってその例外ではなく心臓を通して循環してるんじゃ。

その循環するために出てきた魔力を心臓に留めて置くのじゃ。

留める事が出来れば体の魔力を集めやすくなるのじゃ。

コツは魔法を撃つ時と同じようにイメージするのじゃ。

魔力を留めるイメージを。

ほれ、やってみるんじゃ。」


俺は老人にし言われて留めるイメージをした。


「そうじゃ、

やはりお主には見込みがあるのう。

では、魔法を撃つのじゃ。

じゃが、ただ魔法を撃つのじゃダメじゃ。」


俺は食い入るように老人の言葉を聞いていた



「一般的に魔法は体内だけにしか無いと思われてあるが、空中にも魔力の元になる魔素が漂っているのじゃ。

それらを自分の魔法陣の中に取り入れるイメージで撃つと、比べ物にならないくらいの威力になるんじゃよ。」


ほう。この老人は何でも知っているんだな。

俺は溜めた魔力を杖の持っている手に集めて、魔法を発動させる。

その時に魔法陣に空中で漂っている魔素を取り込むイメージで魔法を放った。


「シュッ…バン!」


俺は自分が撃ったファイアーアローなのかと焦った。

だって、最初に撃ったファイアーアローと間違えるほど威力と速度共に上がっているんだから。


「よしよし、これである程度は強くなれるかのう。

あとは、仕上げじゃ。

これを受けとれ。」


老人がそういうと同時に俺の頭の中でレベルアップと同じ時の音が流れてきた。


「賢者サンドロスの力を一部引き継ぎました。

これにより、スキル'賢者'は"大賢者"へと進化しました。」

 

賢者サンドロス?

なんか、そういえばアリシャさんがチラッと言ってた気がするな。誰だっけ。


「大賢者により、多重詠唱スキルにより、多重魔法使用可能となりました。

また、"魔法消費量50%軽減"スキルも獲得しました。」


「あとは…

ほれ、これでそこのキメラもどきを倒すのじゃ」


老人がそういうとまたも俺の頭の中で音がした


「→ 聖なる(サンクチュアリ・) 神の裁き(ホーリーレイ)

聖なる(サンクチュアリ・)光の結晶砲(プリズムキャノン)

を獲得しました」


「これらの魔法でやつを倒せ。

時間を戻すぞ。

また時が来たら来るからのう。

世界を()()()()


「お、おい、

何のことを言って……」


俺がそういうと


「パキパキ」


という何かが合わさる音がして同時に時間が元に戻った。

何にも変わらない。

あるべき世界であった


「意味が分からねぇ

ッと!

ファイアーアロー!」


俺は目の前に迫っていたダークキメラのブレスと羽を相殺するために撃った。


「バン!!」


辺りが爆発で黒い煙が舞った。

やがて視界が回復した時、ダークキメラは驚いていた。

それもそうだ。時間が止まる前の俺の前の魔法の威力と桁違いのファイアーアローだったからだ。


「まずはお前を倒してから考えるとするか!

爺様、力借りるぜ!」


俺はそう言って獲得したばかりの魔法を唱えた



聖なる(サンクチュアリ・)神の裁き(ホーリーレイ)!」


俺が唱えた瞬間、空、雲から魔法陣が現れた。

それも30個くらいある


「いけ!」


俺がそう言った瞬間


空から光の柱みたいのが一斉にダークキメラに向かって雨が降るように翼や尻尾、四肢を突き刺した。

まるで魔法名そのまま神の裁きみたいだ。

そう思えるほどの魔法だった。


「ブヒャァァァア!」


ダークキメラは光の柱に貫かれたのが痛かったのか、激しく声を出している。

と思っていたら俺を睨みつけた。

その瞳にはまるで俺を恨んで殺そうとしている目だった。


「申し訳ないが、お前は俺の大切な人達の居場所を奪うつもりだった。

だから、俺はただそれを守るだけだ。

あばよ。聖なる(サンクチュアリ・)光の結晶砲(プリズムキャノン)!!」


俺は終わらせるために魔法を撃った。

それと同時に持っていた杖も


「パキ」


と音をたてて壊れた。

どうやら魔力を溜めすぎて杖にはその魔力量が耐えきれなかったらしい。


俺が撃った聖なる(サンクチュアリ・)光の結晶砲(プリズムキャノン)はとても太い光のビームみたいにダークキメラを一瞬で消滅させた。


「終わった、のか、?」


「……ッッウォォォォォ!!!!!!!」


少し後ろでダークキメラの咆哮で飛んで行った冒険者達から雄叫び??声が数々と聞こえた


「お、俺たち、あんな化け物に勝ったのか、?

3万のモンスター達に勝ったのか?!」


「それより、何なんだよあの冒険者。

あのモンスターを一撃で、

何者なんだよ?!」


などの声が聞こえる一方で、

ぐすぐすと泣いている人達も沢山いた。


とりあえず、俺はあのモンスターに勝ったんだな。

爺様、いや、()()

そう言わせて下さい。あなたのおかげで勝てました。


俺はその瞬間、視界が暗転した。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ほっほっほ。

やってくれたのう。

しかし、もしかしたらお主が本当にわしの悲願を叶えてくれるやもしれんのう。

この5()()()()は無駄じゃ無かったかのう



謎の老人の正体

5千年間の悲願とは

気になった方はブックマーク、コメント等してくれたら嬉しいです。

今後主人公の容姿など細かな設定改めてまとめて紹介します。

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