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ドラゴン牛乳伝説

作者: サーモン横山

 タイトル詐欺と罵るが良い!

 

 俺はドラゴン。この世界最強の男! 


 だが……どうしても勝てない奴がいる!


 そいつは俺の妹だ!


 だって可愛いから勝てるわけがねぇ!


 しかし俺は最強の男、ドラゴン!


 たとえ愛する妹でも……いや、別に世界二位でいいか? 


 いやいや、俺はドラゴン! 世界最強の男!


 今日こそは妹に勝ってみせる! 俺は最強の男だからな!


 という訳でお部屋に失礼しまーす。


 コンコン、ガチャ。


「ドラミー、ちょっといいかー?」


「きゃー! 勝手に私の部屋に入ってこないでよ変態! このバカ兄貴! 早く出てけぇ!」


 ……お兄ちゃん……もう駄目だぁ。


 生きてく自信が無くなっちまったよ。




 俺はドラゴン! 世界最強の男!


 前回は妹にしてやられたが俺は諦めない! 


 何故なら俺はドラゴン! 世界最強の男だからだ!


 今回はもう少し頭を使ってみようと思う。妹が好きな牛乳に一服盛って、グースカ寝ている所を襲ってみる予定だ。


 ほっぺをむにーって出来たら俺の勝利だ。しかし妹は寝相が壊滅的に悪い。蹴りを食らったら俺の負けになるだろう。


 さて……冷蔵庫を開けて……くくく、これで準備は出来た。あとは風呂上がりにこの牛乳を飲んだ妹が寝こけるのを待つだけだ。


 俺は最強の男、ドラゴン! 勝つためなら手段はあんまり選ばない! 何故なら俺は、世界最強の男だからだ!


 そして五時間後、ついにその時がやって来た。


「ドラミさーん。ちょっとよろしいですかー?」


 コンコン……ガチャ。


「んごごごごごご」


 すげぇイビキだ。さすが世界最強の男の妹。ちょっとこれはお兄ちゃんとして心配になる。大丈夫か? 


 お泊まり会とかで鼻に濡れた新聞紙とか、張られないか?


「んごっ! …………んがー」


「……おっさんか」


 おっと、妹のイビキに突っ込んでいる場合ではないな。俺は最強の男、ドラゴン! これから妹のほっぺをむにーとして最強の存在になる!


 ……そ~っとな。そ~っと手を伸ばして……


「……んがっ!」


 ビクッ! こ、この妹は……本当は中におっさんが詰まってるんじゃないか? 


 ぴと。


 よし、ようやくほっぺに手を……


「んごご……んっ、あれ?」


 げ。起きた。ドラミが起きた。


「……何してんの?」


「……イビキ……止めようかと」


 兄の愛、的な感じ?


「……死ねぇ!」


 お、俺は最強の男……ド、ラゴン……ぐふっ。





 俺はドラゴン。この世界最強の男。そして……。


「私はドラミ。世界最強の女の子よ!」


 なんか……そうなった。まぁイビキは確かに世界最強だ。お兄ちゃんもそれは太鼓判を押すね。


 

 ドラミの上には霊長類最強、ドラゴンのパパと、絶対最強生物のドラ母ちゃんが居たりします。


 ……頑張れドラゴン、先は長いぞ!


 ……これ、続編読みたい人いるかなぁ? 


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