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運命  作者: 尚文産商堂
26/27

第26話 井戸の傍ら

「行くよ!」

女性が叫んで、第1階層の人たちが階段を上がっていく。

最後の一人の姿が見えなくなると、俺たちが階段の爆弾に、一気呵成に攻めた。

瞬時に爆発し、それから強制的にどこかに引き戻される感覚があった。

バネを戻す時のような感じだ。


「いって…」

車に撥ねられた後のような感じのずっしりとした痛みが、全身を襲っている。

やっと立ち上がると、周りをゆっくりと見回す。

そこは、見覚えがあるところだった。

どうやら、俺たちが塔に入るためにつかった井戸のところらしい。

「帰ってこれたのか」

「そのようだな」

近くからの声の主は、お父さんだ。

「また、いずれ教師がこの研究を再開するだろうが、それもまた運命なんだろうな」

「運命、か……」

俺はそう言って、近くに倒れている姉を起こした。

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