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第25話 セット
転送先は、部屋のようだった。
先ほどの部屋とは違い、窓もドアも無い。
「ここどこなんだろ」
妹が、俺にひっついてくる。
姉も、反対側からひっついてきた。
そして、別のところからの話で聞こえてきたのは、それぞれの世界を守るために、この塔にある階段を一つずつ破壊していくということだった。
一通り説明を受けると、俺たちは、俺たちの出身の第5階層にいた。
「それってできるのかな」
姉が俺に話しかけてきた。
「できるかどうかじゃなくて、しなきゃ」
俺は姉にそう答えて、父さんたちがセットし終わった爆弾を睨んでいた。
あれに、俺の電撃を浴びせ、そして、階段を破壊する。
ただし、魔力の都合上、う回路をどこかに作るということになっているようだ。




