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運命  作者: 尚文産商堂
15/27

第15話 テスト

扉を開いた後、真っ白に世界がなって、俺たちは、その光に飲み込まれた。


「ここに人が来るのも久しぶりだな」

男のような声が聞こえる。

「誰だっ」

俺が声がしていた方に向かって叫ぶ。

光はだんだん落ち着いてきたが、目のくらみはもうしばらく続きそうだった。

「ここに来るように仕向けたやつに聞いていないのか。まあいい、ここに来れたと言うことは、お前は"有資格者"だ。おめでとう」

「有資格者って、何の資格だよ。それに…」

「ああ、君と一緒にいた姉妹については、別室で同じテストを受けることになっている。君がこれから受けるものと同じものだ」

俺はじっと聞いていた。

「で、どんなテストだ。まさかマークシートとか言うなよ」

俺が冗談風に返すと、声は笑った。

「そんな単純なものじゃないさ。知能があるのは、さっきまでので十分理解している。このテストは君自身と戦ってもらう。まあ、がんばれ」

声を出していた存在の雰囲気が消えると、鏡写しになったような俺が現れた。

「…まさかな」

奴は、なにも表情を見せずに、いきなり電気球を俺にぶつけてきた。

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