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お世話になる

辺りを見渡すと建物があり、通行人もいてガヤガヤしてる。突然人が現れても、誰も驚かない。この世界では日常の光景みたいだ


「さて、とりあえず町までこられましたが、これからどうなさるのですか?」


連れてきてもらったけどどうすると言われても、お金はないし、常識もわからないし、ないない尽くしでどうしようもない。

何も答えることができないでいると。


「今はパーティも組んでないですし、しばらく私がお世話しましょうか?」

「え? いいんですか? アウラさんが面倒みてくれるなら、俺は嬉しいですけど」

「今は特に急いでやることもありませんし、構いませんよ」

「それじゃよろしくお願いします。お金もないし、この国の常識とか知識とかもまったくわからないので教えてくれると助かります」


質問しまくって色々聞いても、嫌な顔せず教えてくれた。


この世界のお金はゼニって単位だ。モンスターはお金を持ってないので、基本的にモンスターのドロップを売ってお金を得る。

俺が1ゼニも持ってないのが本当だとわかると、アウラさんが1万ゼニもくれた。

お金持ちなのかどうかはわからないが、さっき会った何の保証も信用もないやつにくれるとか、どれだけ優しいんだこの人は。詐欺とか騙されないか心配になってくる。


職業についても聞くと、この世界では初心者冒険者にならないとだめらしい。それになってレベルを上げると、剣士とか魔法使いになれるとか。

初心者冒険者でレベルを上げ続けられなければ、冒険者は諦めろってシステムなんだとか。いきなり冒険者になって死ぬこともないし、いい制度だ。


次に町や国のことを教わった。

ここはハコネドールって町だ。

箱根人形?名前の由来は現代とは無関係だろう。

この町は首都の衛星都市で首都に近い。

小さい港もあるし、人もそこそこ多いけど、どこかのんびりした空気の町だ。


この国は王制だけど、他には宗教国家や企業国家などがあるとか。

余裕ができたら世界を旅してみるのもいいな。せっかくゲームと同じ世界に来たみたいだし、面白いに違いない。


初心者冒険者になるためには初心者冒険所に行き登録する必要があるが、この町にはなく首都に行くことになった。


「それでは参りましょう。アクセラレイティング!」


アウラさんが動き出したのでついて行こうと歩き出すと、軽く走ってるぐらいのスピードで歩ける。


しばらくついていくと、目の前に城壁が見える。高層マンションぐらい高いんじゃないんだろうか。

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