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キリストの生まれ代わり90

「敵に殺される、その事が永遠の命の獲得、救済に繋がった汝敵を愛せよの意味ならば、殺される、その事実こそが博愛精神の賜物という事ですか?」と私は尋ねた。

私は言った。





「敵に殺される、その事が永遠の命の獲得、救済に繋がった汝敵を愛せよの意味ならば、殺される、その事実こそが博愛精神の賜物という事ですか?」




警官が言った。





「そうさ。だから殺した側は神を殺した事に後悔し懺悔するのだが、そんなのは後の祭、後悔先に立たずなのさ」




私は反論した。





「待って下さい。キリストを殺して彼の救済を発露させた敵は、言わば博愛精神の一連の賜物であり、それは畢竟善行となりますよね。然るに裁かれる事柄ではありませんよね?」




警官が答える。





「殺したその事柄が天罰を受け、裁かれるのさ。それが神の天命なのさ」





私はキリストに向かって尋ねた。






「裁かれるのですか?」





キリストが答える。





「裁かれるかどうかは神のみぞ知る世界ですね」

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