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キリストの生まれ代わり8

「自分の魂が自分の肉体を責めて来るという箇所をもう少し具体的に説明して下さい?」と私はキリストに質問をぶつけた。

私は曖昧な点を改まって質問した。




「自分の魂が自分の肉体を責めて来るという箇所をもう少し具体的に説明して下さい?」





キリストが恭しく頷き答える。





「つまりドッペルゲンガーではありませんが、地獄には自分が二体いて、現世的実存たる肉体感覚を持った自分は一切動けず、その動けない自分を、己の魂が何故お前は生前こうしなければならないのにこんな事をしたのだと、無数の声になり間断なく責めて来るという事です。肉体感覚の自分は己の分身たる魂なので、その声を一切防げず、いたたまれなくなり、両耳を塞ぎ現世に舞い戻るという事です」





「何故救われずに地獄に堕ちるのですか?」





「救いとは正に愛を成就する事であり、その天から課せられた愛を成就出来なければ地獄に堕ちるのです」





私は一つため息をつき言った。





「愛を成就出来なければ、成就出来るまで何度でも輪廻転生を繰り返すわけですか?」





「そうですね。そうなります」

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