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キリストの生まれ代わり42

「そもそも恋愛は泥沼合戦である以上、そこに芸術的美を見出だす事自体がおかしいと僕は思うのですが?」とドラマーが言った。

ドラマーが反論する。




「そもそも恋愛は泥沼合戦である以上、そこに芸術的美を見出だす事自体がおかしいと僕は思うのですが?」





キリストが首を振り反論する。





「いえ、恋愛は心の問題の中で最も崇高なる所作であり、例えば失恋して大きな痛手を負って立ち直ると、心は一回り大きくなり、優しく美しく輝きます。それこそが恋愛の心の美的芸術の唯々なのです」




ドラマーが質問する。




「痛手を負わす側に悪魔性があるのがまずいという事ですか?」





眼を細めてキリストが答える。





「そうです。騙し弄び、悪魔性だけで相手を苦しめ抜けば、その対象はひどい深手を負って立ち直れなくなり、発狂したり、挙げ句自殺してしまうからです」





ドラマーが腕を組み答える。





「そこに美しい心の美、恋愛美は無いという事ですか?」





キリストが憂い顔で頷き言った。





「そうです」

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