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キリストの生まれ代わり17
「でも最前までの論法に依ると愛の成就の仕方は、汝隣人を愛せよの命と言うか戒めに則っても各自様相が異なるものとなり、一概に無償の愛には収斂はされて行かないものなのですよね?」と私は矛盾点を突くように言った。
私は矛盾点を突くように反論した。
「でも最前までの論法に依ると愛の成就の仕方は、汝隣人を愛せよの命と言うか戒めに則っても各自様相が異なるものとなり、一概に無償の愛には収斂はされて行かないものなのですよね?」
キリストが断言する。
「それはそうですね。輪廻の因果律の絡みのある殺人なども、穿った話し愛の成就に結び付けばそれは救済の道に結び付く形は想定可能ですから」
ここぞとばかりに私は挑むように言った。
「ならばそこには愛の成就の自由性はあるではありませんか?」
キリストが認める。
「それは認めますね。ですから命というか戒律に則った聖戦は正義だという論理は場合に依っては成り立つ論理なのですから。一概に常識的な綺麗事で括る事は広汎な意味では出来ないと判断出来ますね」