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107/109

キリストの生まれ代わり107

「いや、お前は孤立して寂しいから泣いているのだ。違うか?」と自問自答した。

バイクに乗って帰宅途中、私は悔し涙が止まらなかった。





何故泣くのだと自分に問い掛ける。





「キリストの予言、ひいては宿命に逆らえなかった悔しさなのか?」




「いや、違う」





「情けない話しではないか?」





「何が情けないのだ?」




「寂しいからか?」





「何を言っているんだ。寂しくなんかない」





「いや、お前は孤立して寂しいから泣いているのだ。違うのか?」





「俺は寂しくなんかない!」





「ならば何故泣くのだ?」





「俺は寂しくなんかない!」





「いや、お前は仲間外れにされたのが寂しくて泣いているのだ。そうだろう?」





「俺は寂しくなんかない!」



「寂しいんだろう?」





「寂しくなんかない!」

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