表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界遁世  作者: 半防御 with G
龍王になってみた
48/50

第48話 第2回国際連合会議

「道は星に聞け」っていうカーナビのCMあったよね。

「俺の歌を聞け」っていうバサラがいたよね。

、、、懐かしいなって。

アタオカ行政都市が、凄まじいスピードで発展している。

もはや一国の地方都市というレベルを超え、テクノロジーの魔都と化していた。

このままではググレカス王国のバランスが崩れる。


仕方なく、ググレカス王国関連の一般的な行政機能を、近くに建設した

新都市**【ツイフェミ】**へ移動させ、アタオカを「技術特別区」として国から独立させることにした。

一国によるオーバーテクノロジーの独占は、国際的な罪になりかねないからだ。

レスバ新国王も「もう僕の手には負えません! どうぞどうぞ!」と

お手上げ状態なので、円満独立だ。


アタオカ独立国の初代国王(市長)には、工科大学総長のゼネストが就任した。

本当はゴボテンかチークワンブーに依頼したのだが、断られた。


「いやぁ、俺は紅まさりちゃんと新型エンジンの開発で忙しいからさぁ」

ゴボテンがデレデレしながら言う。

……ほー、ロ〇コンが!

紅まさりは未成年だぞ。

まあ、精神年齢が合うならいいのか?


そんな二人だが、仕事はしている。

テレビ番組にて、新番組『紅まさり・世界の旅』が始まった。

自作の小型ジェット機で世界中を飛び回る企画だ。

「勇者が乗っている」というだけで抜群の知名度と安心感がある。

エンジンの動力源は水素。排出するのは水だけ。

明らかにゴボテンの技術だ。

やつの影がチラチラする。


スポンサーは、世界中に学園都市を展開している「はるか学園グループ」。

姉の紅はるかも、先月ついに専門学校に「野球課」を設立した。

メディアと教育を牛耳る勇者姉妹。

なかなかあざとい商売をしている。

ふふふ、やりおる。



世界が大きく変化する中、アタオカの中心に50階建ての巨大ビルが誕生した。

**【国際連合本部ビル】**である。

施工はドラゴン建設コンスターチたち

彼らがドラゴン化し、巨大な石材ブロックを前足で掴んで積み上げる様は、

まるで子供がレゴブロックで遊んでいるようだった。

工期は一瞬、強度は最強。恐るべし龍族。


今日はその落成式を兼ねて、第2回国連総会が開催される。

「お土産アリ」とメールしたのが奏功し、加盟国のほとんどが出席していた。

今回の目玉は、南大陸の【ゼンコウダマシイ連合】の正式加盟だ。

彼らが持つ広大な穀物畑によるコメの生産と、未開発地帯から採掘されるレアアースは、

今後の世界経済の要となる。



ショウは龍王として壇上に立った。

背後の大型ディスプレイに、ゾージルシ、ググレカス、そしてゼンコウダマシイの地図が表示される。

「……今回発表するのは、**『スターリンク計画・新生』**です」

地図上に、無数の光点が浮かび上がる。


「現在、この3国の上空には監視カメラとセンサーがあり、リアルタイムで大気の状態が分かります。

これにより、天気予報はもちろん、台風などの災害を事前に防ぐことが可能です」

「さらに、上空から電話とインターネットがどこでも使えるという訳です」


俺はおもむろに、手元の端末でチャットアプリを開き、通話ボタンを押した。

ディスプレイに、雪景色が映し出される。

『……世界のみなさん、こんにちは』

厚手のコートを着た美女――我が妻、クレメンスだ。


『龍族第2王妃のクレメンスです。ここは南大陸の最南端。

海の向こうに見えるのが南極大陸でしょうか。

この極寒の地から、衛星回線を使ってお話ししています』

「……ということです。遅延もなく、クリアな音声でしょう。

以上、デモンストレーションでした」


俺が締めようとした時、クレメンスが口を開いた。

『ねぇ、アベシ(あなた)』

「ん、どうした?」

『ガリクソンたちも可愛いけど……次は、男の子も欲しいなって』

ブツンッ!!

俺は慌てて回線を切った。

会場が静まり返り、次の瞬間、クスクスという笑い声に包まれる。

……バカヤロウ! ここは国連総会だぞ!

次回の議題は「ネットリテラシ(公私混同の禁止)」にしよう。

絶対にだ。



顔の熱さを誤魔化しながら、俺は本題に戻った。

「……まぁ、こういったわけで。このシステムに賛同してくださるならば、

貴国上空への衛星設置の許可をいただきたい」


場内がざわつく。

「監視されるのか」「主権の侵害だ」という声も上がる。

議論は紛糾したが、最終的には満場一致という形になった。


「……良いですね。全会一致で『決定』ですよ」

俺が操作すると、モニターの地図が縮小され、この星全体が映し出された。

既に、地球全土が光の網(衛星)で覆われている。

「実はもう、設置しちゃってるんでね。もし拒否されたら、その国の上空だけ

『サービス停止ブラックアウト』の設定をしなきゃいけないんですよ。……外します?」

脅しである。

今さらこの便利なインフラを手放せる国などない。


帰り際、各国代表には、スパコンで分析した詳細な自国レポートと、

衛星対応スマホ**【Xsky move2】、そしてノートPC【Xsky pro】**が100台ずつ配られた。

これだけの餌を撒けば、彼らは文句を言いつつも、普通に買い増しするだろう。

世界はもう、俺たちのネットワークの上だ。

ここのスパコン作っている人に「2位じゃダメなんですか」と聞いても

2位がいないんです。

スパコンといえば、あの人しか浮かばんわ。

スパコンバンチワ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ