宿泊施設開業!温泉はどこからきてるんだろ?
数ヶ月後
「みなさんこんにちは!今日はご報告があります」
「あります!」
〝もしかして?〟
〝宿泊施設を?〟
〝経営します?〟
「はい、そうです。宿泊施設を今日から経営します。気軽に来てください!」
〝待ってました!〟
〝おいくらですか?〟
「値段は一泊1万円、お風呂、3食付きでやる予定です。」
〝何人までなら泊まれます?〟
「一部屋6人ぐらいですかね。それが10部屋あります」
〝少し少ないか?〟
〝まぁ、普通の家だし仕方ないところはあるけど……
(確かに……少し部屋が少ないか?)
「よし、なら、綿あめ、氷でこの建物と全く同じふうに部屋だけ作って」
「わん!!」
「次に、大福、木々で氷を覆って壁と床、天井を作って」
「きゅ!!」
「ココア、家具とかコピーできる?」
「ピィー!!」
(ちょっと待って?? どういう仕組み?どういうこと? なんでテレビとかコピーできるの? おかしくない?)
「あ、そっか、大福は空気や植物を司ってるけど、ココアはそれ以外の自然だから、鉱石類を加工して作れるのか」
「はい! てなわけで、全部で50部屋になりましたので、是非きてくださいね!」
〝ええ……?〟
〝そんな簡単に部屋増やせるんだーー!!知らなかったーー!!〟
〝あれー? 俺ら大工ってなんのためにいるんだっけー?〟
〝どうしよう? 壊れる人多すぎる〟
「えー? そんな壊れること? 大したことやってないと思うけど」
〝一回、自分の異常性を理解した方がいいよ?〟
〝蒼夜さんみたいな人がたくさんいたら、ダンジョン攻略全部秒で終わるんよ〟
〝草〟
「そうかぁー?」
「そうですよ!! 本当に蒼夜さんはヤバすぎですよ!?」
「えぇ……?」
〝う〜ん……ハルちゃんってボケキャラじゃなかったっけ?〟
〝最初はね?〟
〝今は蒼夜さんがボケ、ハルちゃんツッコミだね〟
〝蒼夜さんはダンジョン常識を知らなさすぎるね笑〟
(そういや、あの温泉ってどこから来てるんだろ?宿泊施設として貸し出すからには調査しないと)
「ちょっとダンジョン行ってくる」
「え? どこのですか?」
「家の隣の」
〝唐突すぎでは??〟
〝なんか思いついたんでしょ〟
そして、大福が居たボス部屋へ
「おぉ……これがゴーレムか」
「大きい……」
〝すげぇ〟
〝初めて見た〟
〝何気にボス戦配信初じゃね?〟
〝そっか、みんなボス戦前に配信止めるからね〟
〝カメラ壊れたり、グロ映像が映ったりする可能性があるからね〟
〝こういう面でも革命起こすのか……〟
「よし、みんな、全力」
「ワン!/ニャ!/キュ!/ピィ!」
青、赤、緑、黄の光線が入り混じり、一つの光線となり、ゴーレムを襲う。すると、ゴーレムは溶けたかのように消え去った
〝あれぇ?〟
〝もう倒した?〟
〝へ?〟
〝嘘でしょ?〟
(うん、やっぱ弱いね)
「大福、温泉がどこから来てるか知らない?」
〝あ、温泉を探してたのか〟
〝そりゃあ、一回調査しとくべきだよな〟
「キュ!」
《ボスモンスターによるモードチェンジが発動されます》
〝うえ?〟
〝なんだこれ?〟
〝モードチェンジ??〟
《イージーモードからハードモードへと変更されます》
すると、大福はみるみる大きくなり、凶暴な殺人ウサギへと変貌した
「キュゥゥゥ!!」
大福から放たれる広範囲殲滅攻撃。
「綿あめ!」
「ワオォォン!!」
綿あめもまた広範囲を凍らせる。
〝え? なんで?〟
〝大福ちゃん? どうして攻撃するの?〟
「どうやら、モードが変わるとダンジョンボスが復活するみたいですね。つまり……もう一度大福を倒さなければならないと……ワクワクしますね!!」
〝えぇ……?〟
〝もしかして他のダンジョンも……?〟
〝確かに、たまに異様にモンスター強くなるときあるね〟
〝まさか、モードチェンジ……?〟
〝科学者達が10年近く調べてたのに分からなかった謎ご解けたね〟
「大福! 行くぞ!!」
「キュゥゥゥ!!」
「纏風!!」
蒼夜、綿あめ、チョコ、ココアが風に包まれる。軽く走るだけで風速を変えることができる
「なんも見えない……」
〝0.25倍速にしたらギリギリ見えるよ〟
〝それでもギリギリだけどな〟
〝どんなスピードで動いてんだよwww〟
〝人間か?〟
〝まだ、蒼夜さんのことを人間だと思ってるの?〟
〝ごめんなさい〟
「大福! これで終わりだ!!」
俺の氷の剣が大福を切る
「キュウ!?」
「みんな!! 全力で光線!!」
「ワン!/ニャ!/ピィ!」
青 赤 黄の光線が入り乱れ、大福に何十発も当たる
「キュゥゥゥ………」
大福が崩れ落ちる。
「大福、また俺らの勝ちだな」
「キュウ!キュゥゥゥ!!」
「そんな悔しがるなよ!」
〝個々でも強いのに連携も上手なのなんとかならないんですか??〟
〝諦めな〟
〝まだ対抗してたの?〟
〝バカだね〟
〝そんな言われないといけない??〟
「温泉どこから来てるか知ってる?」
〝そういばそうだったwww〟
〝温泉探してたんだった!〟
「きゅう!」
大福はついてきてと言うように走る
「行くぞ!みんな!」
「これは……!?」
そこは、火山活動が盛んな場所だった。そして、眼下に広がるのは巨大な湖。それ全てが温泉だった
「広すぎだろ……!?」
「あれ全部温泉!?」
〝温泉だぁ!!〟
〝やっぱあの効力はダンジョン産だからか!〟
〝そりゃあそうか!〟
「うん、わかったから戻ろう」
「え? もう戻るんですか?」
「うん。戻るよ。あの温泉が吹き出してる明白だし」
「そっか……」
「欲しいなら、家の温泉から取っていいから」
「よし!! 早く戻ろう!!」
〝ハルちゃん現金すぎwww〟
〝これだよ、これ!!〟
〝おかえり!!ボケハルちゃん!!〟
補足です。
大福によるモードチェンジは無意味なものではなく、そうしないと温泉のところに案内できないから、という理由でやりました。あと、普通に悔しかったっぽいです




