お出かけします
ピンポーン
「はいはーい」
「蒼夜さーん!ダンジョン行きません?」
「あー、今日は用事があって」
〝用事?ついにハルちゃんから逃げられるんだね……〟
〝なわけ無いでしょ。ハルちゃんならきっと……〟
「なら、私もついていきます!」
〝ほらね?〟
〝やっぱりかー〟
〝そりゃそうか〟
「まぁ、良いですけど」
「やったー!」
「じゃ、車乗ってください」
〝かなり遠出かな?〟
〝どこ行っくのかな?〟
走ること数時間
「ここって……上級ダンジョンがあるところじゃないですか!?」
山の麓に来ていた
「そうですね」
「いやいや!?危なくないですか!?」
〝まさかの目的地〟
〝やばい、ハルちゃんがツッコミ役に……〟
〝いつものボケハルちゃんに戻ってー!?〟
「大丈夫ですよ。あえて残してますけど、攻略はしてますから。」
「あ、そうなんですか……え?攻略した?」
「そうです。ちなみに大福がボスですよ?」
「きゅ!」
「えっ……えええええ!?」
〝ハハハハ〟
〝オーマイガー〟
〝ダンジョンボステイムしてるのー?やばー〟
〝みんなが壊れたー!?〟
〝誰か病院の紹介してあげて!?〟
〝無理。手遅れ〟
「そんなに驚くことですか?」
「驚くことですよ!!」
〝そうだよな?この反応が正しいよな?〟
〝ツッコミ担当のハルちゃんも新鮮で良いか?〟
「チョコも同じでダンジョンボスですよ。そんで、この2匹は神様ですね。綿あめは、フェンリルです。伝説の魔物ですね」
「◎△$♪×¥●&%#?!」
〝おいたわしや、ハルちゃん……〟
〝こんな衝撃的なこと言われたら……ねぇ……〟
〝圧倒的にコメント少なくなってるし……ショック受けてる人多そうだね……〟
〝神と……伝説の魔物……?あはは……論文書けそうだなー……あははは……〟
〝可哀想に……〟
「それで……ここに何しに来たんです……?」
「上に別荘あるので行きましょうか」
「別荘……?」
「ひっろーい!!」
「ハルさんはここの部屋使ってください」
「ありがとー!」
〝まじで広いじゃん。畑もあって?部屋がたくさんあって?カラオケもあって?お風呂もあれば完璧じゃん〟
「あ、ありますよ。お風呂」
「ほんと!?」
〝あんのかーい……〟
「服を脱がないでついて来てください。後で入って良いんで」
「わかったー!」
〝温泉だ!〟
〝すげぇ!〟
〝ていうか絶景えぐぅ!〟
〝画像で見ても綺麗なのわかるよ。〟
「きれー……」
「それで、この前入ったんですけど、疲れが取れた気がするんですよね……なんか、効果を見ること出来ません?」
「あ、できるよ。鑑定!」
〝さあ、気になる効果は?〟
〝ドキドキ……〟
「……え、……いや……ん……?」
〝壊れた〟
〝悲報:ハルちゃん壊れる〟
〝効果をはよ〟
「えっと……『体力回復』『魔力増幅』『治癒』『若返り(肌のみ)』だね。」
〝いやー……ここまでとは、想像してなかったわ〟
〝入りに行っても良いですか??〟
〝あの、お湯だけで良いのでくれませんか?〟
〝そりゃこんな反応になるわな〟
「ああ、大丈夫ですよ?ここで、ホテル?ていうかそういう系統のやろうと思ってるので」
〝いきます〟
〝いつ開業しますか?〟
〝早くお願いします〟
「まだ、計画段階なので……ごめんなさい」
その時、ぐぅぅぅと音がなった
「〜〜!」
「お腹空いたんですね?なんか作りますか」
「ありがとうございます……」
〝恥ずかしがってるハルちゃんも可愛いよ?〟
〝ハルちゃん信者は黙っとけ〟
〝あ?〟
〝お?〟
〝やるか?〟
〝やるか?〟
〝はいはい、ストップストップ!〟
約1時間後
「出来ましたよー」
「わぁ!」
「ステーキにオニオンスープ、サーモンとアボカドのサラダとカップレーゼです」
「カップレーゼ?」
「はい。トマトとチーズと生ハムを使った食べ物です」
「トマト……か……私……トマト苦手なんですよね……」
「あっ、そうなんですか?じゃあ、これ俺が食べますね?」
パクっ、もぐもぐ、ごくん。
「うん、うまい」
「本当に美味しいですか……?」
「はい、美味しいですよ」
「一つもらっても良いですか……?」
〝あのトマト嫌いのハルちゃんが!?〟
〝珍しいこともあるもんだ〟
〝その反応は……?〟
パク、もぐもぐ、ごくん
「これ……」
〝どっちだ…?〟
〝美味しいであってくれ……〟
「すっごく美味しい!トマトというよりフルーツみたい!」
「いやぁー、よかった良かった!」
一ヶ月後
「久しぶりに街に戻るか」
「消耗品が切れて来た頃ですし」
〝やばい、助けて!街で鳥が暴れてる〟
〝ほんとにやばい〈URL〉〟
「……何これ……急ごう」
ワシが上空を滑空し、街に雷を落としまくっている
「どうしてこうなったの?」
〝蒼夜さんの真似をしようとした馬鹿な冒険者が逃しちゃったらしくて、ダンジョンから出たみたい〟
〝討伐するかテイムするしかないんだけど、高度が高すぎて攻撃当たらないんだよね〟
〝蒼夜さん、お願いします!やっちゃってください!〟
「大丈夫。今着いた」
〝なら、大丈夫だな。ちょっとお酒持ってくる〟
〝確かに映画みたいだけどね?〟
〝だからいいだろ?〟
〝少しなら良いんじゃない?まだ昼だけど〟
「うわぁー……やばいね。これ」
家は燃え、至る所で爆発が巻き起こっている
「まずはみんなで攻撃してみて?」
3色の攻撃が空を彩るがどれも軽々と回避されてしまう
(じゃあ、あれをやるか)
「綿あめ!巨大化!」
「ワン!」
「みんな乗って!」
〝何するのかな?〟
〝わくわく……〟
「綿あめ!全力でジャンプ!それと同時に大福は足元に竜巻を作って!」
「ワン!キュ!」
綿あめが最高高度に到達した時、俺はジャンプした
「うぉぉ!行け!チョコ!」
「ニャ!」
俺が伸ばした右腕からチョコがジャンプし、ワシに接近する。チョコの背中には大福が乗っている
「行け!大福!」
「キュゥゥゥ!」
大福がチョコから大きくジャンプ。その後、空中を走る。鳥といえども、ウサギの機動力には敵うはずもない。
「いけるぞ!」
ワシは堪らず雷を大福に向かって放つ。しかしそれは変な起動をして逸れる。
(当たり前だ。大福が司るのは空気。真空にすることだってできる)
そして大福渾身のタックル&ゼロ距離砲撃が決まり、ワシは地面に向かって落ちる。
「綿あめ!回収!」
「ワン!」
俺らは急いで落下地点に急ぐ。するとちょうど上から落ちて来た
「よっと……大丈夫?」
「ピィー!ピュイ!」
俺の腕の中でとにかく暴れる。敵意を剥き出しにして睨みつけている。しかし魔力がないのか、魔法は使ってこない
「ごめんね。傷つけて。暴れてたから仕方なかったんだ」
「ピィ?ピュゥイ!」
俺が敵ではないと認識したのか、穏やかな表情になった。
「どうする?俺とくるか?」
「ピュイ!」
《種族名:ホルスのテイムに挑戦……成功しました。また、種族名:ホルスが所有する魔法の一部の利用が可能になりました》
「これから宜しくな!そうだな……名前は……茶色に白で、温かい……そうだ!ココア!」
「ぴぃ〜!」
「宜しくな!ココア!」
「ぴゅい!」
〝えぐい〟
〝ダンジョンボス3体に伝説級が1体か……〟
〝無双できそうだね〟
〝現在進行形でしてるでしょ〟
〝それもそうか〟
〝草〟
書き溜めてたもの使い切りました(泣)




