もう一度人助け、さらに、パーティー結成
(うーん、朝か……これからどうしようかな……とりあえず着替えて……)
その時、ピンポーンと鳴った
(ん?誰だろ?こんな朝早くに……)
「はーい、誰です……か」
「こんにちは!」
バタン、カチャ
俺は無言で扉を閉めた
「え?え?え?なんでですか!少しお話ししましょうよ!!」
(やだよ!絶対根掘り葉掘り聞いてくるだろ!)
カチャカチャ、ギィ……
「え……?なんで……?」
「私のスキルのピッキングです!」
俺は無言で携帯を取る。ピッ、ピッ、ピッ
「どこに電話かけるんですか?…………ごめんなさい!ごめんなさい!警察はやめてください!!」
「はぁ……帰ってくれます?」
「わかりました!」
「昨日はなんか家バレしてるからな……また来そうだなぁ……」
ピンポーン
ああ、やっぱりか……
「はーい……どうせハルさんでしょ?」
「そうです!」
「俺に構わないでくださいよ……」
「無理です!あなたの話を聞きたいので!」
「ふぅ……逃げるぞ!!」
「わん!/にゃ!/きゅ!」
俺は大福の力でダンジョンの前にワープ(最近できることを知った)し、爆速でダンジョンに入った
(あの子は100……何階層だっけ?で止まってるから……300階層までは来れないから、安全か。配信を見つつ、ダンジョン攻略を進めようか)
【どうも!ハルです!いきなりですが、また逃げられました!】
〝うん、まぁ、あれなら逃げられてもって感じ?〟
〝やってること不法侵入と、朝に家凸だからな〟
【多分ダンジョンなので、追いかけたいと思います】
〝悲報:男性、ダンジョンでも追いかけられる〟
〝やってること、ストーカー〟
〝ハルちゃん、不法侵入、ストーカーで犯罪を重ねる〟
【確かに……】
〝無意識に犯罪は草〟
〝天然だから仕方ないんじゃない?〟
〝訴えられたら普通に捕まるね。訴えられないことを祈るしかないね!〟
【と、とりあえず、追いかけます!】
〝切り替えは◎〟
〝果たして、これでいいのか……?〟
【……ん?】
〝どした?〟
〝表情が……曇ってるね〟
【なんか……圧が……高まった?】
『グワァァァ!!』
【りゅ、竜!?】
〝やばいやばい!逃げて!〟
〝ハルちゃんでも無理でしょ!〟
【無理だよ!パーティー組めば出来るかもだけど!!】
足元から、『ガコン』と音が鳴り、ハルちゃんの足元が消えた
【えぇー……】
〝落とし穴……〟
〝悲報:ハルちゃん、未到達階層に落とされる〟
【きゃぁぁ!?】
(えぇ……うっそー……)
なんと、俺の頭上に穴が出現した。これが意味するところは……
「きゃぁぁ!?」
「大福……風で浮かばせてあげて」
「きゅ!」
「いっ……たくない?」
「大丈夫ですか?ハルさん?」
「ああ!!あの時助けてくれたお兄さん!」
「はぁ……なんでこんなところで会うんだろう……?」
〝お兄さん疲れ果ててる〟
〝そりゃそうだろ〟
〝ずっと追いかけられてたもんね……〟
「とりあえず……竜どうします?」
「そうですね……え?なんで知ってるんですか?」
「あなたのこと警戒して、配信見てたからに決まってるでしょ……」
〝そこまで警戒してて、結局鉢合わせするのかわいそすぎない?〟
〝ハルちゃん……運だけは良いからね〜……〟
〝ん?竜と会うのが運が良いと言えるのかい?〟
〝ごめんなさい。そういえばそうだったね〟
「とりあえず……チョコ!ブレスお願い!」
「ニャ!ニャァァァ!!」
チョコから炎の柱を放つ。竜を仕留めてはいないらしいが、鳴き声はほぼ聞こえなくなった。
〝えぐ……〟
〝もしかしてとは思ってたけど……〟
〝猫ちゃんも強いね!いや、チョコか〟
「とりあえず、広いところに行きましょう。竜と戦うのに狭いのは不利ですので」
広い部屋手前待つこと5分。
『グワァァァ!!』
「ついに来たか……まずは、綿あめが氷のビームをお願い!」
「ワン!!ワオォォン!!」
「ナイスだ!羽は凍らせたから……大福!切り刻め!!」
(綿あめが凍らせ、大福が切り刻む。素晴らしい連携だ)
「あ、私も!『我は望む!聖なる光よ敵を破滅に誘い込め!ホーリーレイン!!』」
ハルさんの上空で光の球体が出現。それが、分裂し竜に降り注がれる。
『グワァァァ!!』
だが、それは竜のブレスによって防がれる。
「そんなぁ!?」
「ありがとうございます!ハルさん!」
俺はその隙に背後に回り込んでいた。その手には氷の剣が握られている。
「くらえ!!」
その攻撃は突如現れた竜の尻尾によって防がれるが、それを切り落とすことに成功した。
「よし!みんな!全力でお願い!」
「ワオォォン!/ニャァァン!/キュゥゥゥ!」
青、赤、緑の攻撃が渦を巻いて一つになり、竜に直撃する。
『グ、ァァァァァァ!!』
竜は雄叫びを上げながら、倒れる。そして魔石となった。
「よくやったぞ!!」
俺はふと、配信を見る。どうやら戦闘中は何も反応がなかったらしい。一拍をおいた後怒涛の勢いでコメントが流れた
〝パーティー必須な魔物を……倒した……?〟
〝竜倒しちゃったよ……〟
〝これ、イレギュラーの竜じゃない?大きさ大きいし〟
〝いや、えぐすぎ!!え?お兄さんもなかなか強いし〟
〝これ、国内最大戦力じゃない?〟
〝1位を見たことがないから、なんともいえないけど……可能性はあるな〟
〝やばい……これ見て?〈URL〉〟
〝えぇ……ハルちゃんを除いた上位9人が引退……?〟
〝このお兄さん、冒険者になってから1週間経ってないんだって。それで、心折れたらしい。〟
〝じゃあ、ハルちゃんが2位で、このお兄さんが1位?〟
〝そうかもね〟
「あの、ありがとうございました!」
「あぁ、はい。どういたしまして」
「それで、もしよかったらパーティー組んでくれませんか!?」
「それって、断っても毎日きますよね?」
「はい!!」
「わかりました。これからお願いします……」
〝良かった……のかな?〟
〝つまり、配信仲間が増えたと〟
〝良かったんだろ〟
〝で?ここ何階層?〟
「確かに?ここ何階層なんです?」
「300ですね」
「え?300……?」
「はい」
〝!?!?!?〟
〝え?世界記録じゃん〟
〝まじぃ?〟
「いやー!こんな強い人と知り合えて良かったー!」




