入団
一話一話が短いとは言え一日に四話も投稿してるとは。どんだけ暇だったんだ。次からは一話にもっと内容詰め込まないとな。
二人が同時に剣を振るうととてつもない衝撃波が放たれた。たった一撃で60体以上の怪物魚を倒した。カッコ良すぎだろ!
「そんじゃあ金を返せ!」
「お前は何回言やぁ分かんだよ!」
最後が無ければカッコ良かったのにな〜。
「お二人共凄く強いですね」
「こいつは強くねぇ。俺が強いんだ!」
「こいつは自分の力を過信し過ぎてるだけだ!」
「僕はここらへんで帰りますね」
「あ、ちーと待ってくれ。お前その剣どこで拾った?」
「あそこら辺の砂浜で」
「ほ〜。よし。今からちょうど36日後の朝4時にこの海岸に来てくれんか。オレが迎えに来るからな」
「36日後?36日後に何があるんですか?」
「それはその日が来るまでお楽しみだ〜」
「まあいいか。覚えとくよ。それじゃあさようなら」
「覚えとけよ〜。で、だ。オレの金はだな〜...」
強い人ってああ言うものなのかな。とりあえず帰るか。帰ったら絶対色々聞かれるだろうな〜。運、僕はもう自分の力で切り抜けられるぞ!もうお前がいなくても構わないさ!あーでもやっぱ悪い事ばっか起きるのも嫌だなぁ。
「若造、聞きたい事は山程あるが、とりあえず今は東バーデンギラ探検団にようこそ!!!」
「入団おめでとう。ウイチさん」
「いや〜流石だね〜ウイチさん」
「入団おめでとう!ウイチくん凄過ぎなの!」
「怪物魚を倒したのは凄いわ」
「おいら尊敬してるっすよ〜」
「入団、おめでとう。その剣、カッコいいね。」
色んな人からお祝いの言葉を貰う。こんなの嬉しくない訳ない!僕の異世界生活のスタートは華々し過ぎるスタートだ!運はこれでも協力してくれないんだから器が小さいな〜。
「どうやら破天荒な団員が増えたようだな」
ん?誰だ?超堂々と階段を降りて来た。さっき戦ってた人達の中には居なかったよな?
「ウイチ、この人がギラドートの、ディーサー・ジラボンズさんだ」
ギラドート?団長か?
「サカモン・ウイチです。これからよろしくおねがいします」
「君には後でドート室に来てもらおうか。君には色々聞いておきたい」
そんな気はした。こんな青髪モヒカンの厳つい人と二人で話すのは絶対キツイ。
「ウイチさん何でそんな強いこと隠してたんですか...」
「その剣、何か不思議なオーラを放ってるわね」
「その剣何て言うの〜?」
「迷剣ゴグフェンヂカノンって名前」
「迷剣、ゴグ、フェン、ヂ、カノン?聞いたこと、無いですね。」
「僕それ聞いたことあるんだよね〜」
「...ヂランさんが言うと胡散臭い」
「ウラウちゃんひどいな〜僕そんな信用ない?」
「...じゃああの剣はどんな剣なんですか?」
「それはちと言えないな〜」
「...そう言うとことろです」
「おい、キサマの実力はいか程か?我が直々に相手してやろう」
「誰あいつ」
「ウイチくん、アイツらは関わった時点で負けだよ」
「分かった」
「待たないのか?我が直々に戦って差し上げると言うのにか?」
「待ちません」
「ボスの誘いを断るとは!無礼者!恥を知れ!」
「お前らも恥を知れ」
「そう言えばギラドートってなんですか?」
「ギラドートとは、まあ簡単に言えば団長と言う意味ですね。ちなみにディーサーさんは、四方ギラドートと言う東西南北の最強の四人の内の一人、東のディーサーとも呼ばれているわ」
へ〜。何か世界最強の四人、いわゆる四皇みたいなものの一人なのかな?四方ギラドートの東と言われると分かりづらいけど、四皇の一角と言われたら凄い人なんだなってなるな。異世界は例えると分かりやすいな。てか僕四皇の一人に呼ばれてたのか!早く行かなきゃな。
「あ、ウイチさん。ディーサーさんは言葉使いさえ間違えなければ優しい人だわ。だからそんなに緊張しなくて良いわよ」
「分かった。行ってくる!」
四方ギラドートの一人、東のディーサー。一体どんな人なのだろうか。
予約掲載って何時にやれば良いのか全く分かりません。かと言って激戦区で勝てる自信は無いです。