表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/24

なんと暇!!ついに暇!!

学校の休み時間にやりたい事が無いのでちまちまと小説を書いてます。ですがどこまで書いてたか覚えてないので書けなかったりします。なので気づいたらメモ凄い事になってました。

「お、帰ってきたの!何か分かったの?」

「……….」

 あ〜どうしよ!!もう色々驚き過ぎて異世界ならこんなこと普通かって投げやりに棚に上げてた!!言うべき!?言わないべき!?テンランもウラウさんも言わない方が良いって言ってたけど、ディクは言っちゃえって言うし!?いや待て我、一旦冷静になってだな、今こそ頭をフル回転させるぞ!先ず事の重大さで―

「...分かんなかったの?」

「あ!?え、った〜〜...分からなかった」

「あ〜残念なの。ま、良いか。ディーサーさんが返してくれるって」

 あれ?こういうのって大体返してもらえないんだけどな〜?

「あ、そうだそうだ!アドゥラ語は分かったの?」

「あ〜分かったよ。割と」

「じゃさじゃ!アドゥラ語教えてよ!」 

 げ。

「あ〜テンランに教えてもらえば?」

「ぁぁっっと!!呼ばれてサーンでテンラン先生の登場なんだぞ!」

「現実で初めて見たはその登場の仕方」

「トーツレットの直感で来たのだ!」

 ...あんまり異世界でそういうギャグ漫画みたいなイメージ無いな〜。魔法って案外そういうもんなんか?

「あなたがテンランさん?」

「そうである!そして!今回は特別に!直!直!に!教えてあげるのだ!」

 とりあえず逃げとくか。


 さ〜てと。異世界で初めての暇な時間だ!!遊ぶぞ!!あ、そういえば、ゴグフェンヂカノン返してもらお。あ〜でもディーサーさん、いやまあ悪い人じゃ無いだろうけど、返してくれるかな?あんなヤバい剣だし。...分かりませんでしたって言えば良いか。それで反応見てどうにか返してもらう。これで行こう。


「スミマセーン。ウイチです。ゴグフェンヂカノンの。え〜何か分かりましたか?」

「ウイチか、入れ」

 ヤベ。順番間違えた。前世のクセがー。

「お邪魔します。あ、えーとはい、ゴグフェンヂカノン何か分かりましたか?こちらでは何も分かりませんでした」

「そうであったか。此方では、正体が分かった。そして、お前への処遇も分かった」

「お〜。ありがとうございます。それで、ゴグフェンヂカノンの正体はなんでしょうか?」

「この剣は、実に、膨大なる魔力を秘めている事が分かった。これは、お前には到底扱えぬ代物だ。よって、この剣は我々四方ギラ連盟で扱う事にする」

 あーら残念。愛してたんだけどな〜。異世界ってこうも上手くいかないものじゃ無いだろ?あ〜運のせいか。いや待て、これはきっと伏線だ!絶対いつかゴグフェンヂカノンが帰ってくるはずだ!だから今はとりあえず待とう!

「まぁ四方ギラ連盟?に取り扱ってもらえるなら嬉しい限りです」

「そして、君の処遇だが、どうやら期待以上の功績を上げているようだな」

「え、そうですか?」

「聞くに四十核魔人の手下を倒したらしいではないか。君にはそれ相応の褒賞を与えよう」

「..ありがとうございます」

「なんだ、欲しく無いのか?」

「いえいえ!物すごく欲しいです!」

 なんだろう、はっきり言っていらないんだよな〜。金は割ともらってるし、変な目立ちかたは嫌だからな〜。もっと晴れ舞台で目立ちたい。ナゾにディーサーさんから金もらったっていう目立ちかたはな〜。おまけに土竜の事はほとんどテンランのおかげだし。あいつに逆らえなくなったし。まぁ良いや。金程もらって嬉しい物は無い。

「褒賞の200ルルランだ。君にはこの褒賞が良いだろう」

 うわー何円か分かんね〜。あとで調べるか。

「誠にありがとうございます!」

「何、そのぐらい安い物だ。君の功績は900ルルランの価値もあるだろう」



 さてと、何しよ?え〜まぁルルランが何円か調べるか。


 さあどうやって調べよう。物の値段から推測するか。ちょうど本屋があるし。


 この世界にも漫画あるんだな。時代的に紙けっこう高そうだけど、まぁ文明力高いから全然おかしくねぇか。面白そうだし。値段は10ルバランか。わかんね。覚えとこ。


 異世界に異世界の本ってあるんだな。どういうイメージなんだろ。値段は4カケンと17ルバラン。うん、覚えとこ。


 高そうな本高そうな本、これとか高そう。全魔法図鑑。お値段8カケン。う〜〜ん?この本屋で一番高そうなこれで8カケンだ。ルルランじゃない。さすがにカケンより高いと思うけど、これけっこう高いんじゃない?200ルルラン。


 さて、本屋は大体見終わった。ルルランけっこうな額だという事が分かったな。次は宝石店でも見てみようか。あ待て、どうせなら何か買おっかな。


 なんとなくでディフニスタ冒険記っていう漫画を買ってみた。地底世界の冒険らしい。アドゥラ語で書かれてなきゃ良いけど。にしてもルルランが入ってる袋見た店員がめっちゃ驚いてたな。


 さぁてここが宝石店か。中はすごい豪華な作りみたいだ。宝石とか元居た世界でどんぐらいの価値かも知らんけど、多分安いのも高いのも振れ幅広いと思うな。


 お〜〜!めっっっちゃキラキラしてる!!赤、燈、黄、緑、青、藍、紫どころか黄緑にブラウンに黒まである!!これ絶対高いで〜。


 先ずは一番安そうなので小手調べ。シルバーに輝くこちらの宝石のお値段、13ルルラン。これ大体日本円で10万円だと思うな。だから1ルルランが8000円ぐらいか。え〜とだから200ルルランは1600000円か。やった嬉っし!!!まぁもうちょっと安いかも知んないけどね。でも嬉しい!!あ〜もなんか欲しいデッカい物、あそうだ武器!!特に杖!!杖買おう!!



 見るからに杖屋の杖屋に着いた!すごいぞ〜、古の魔女の杖ーみたいな杖や由緒正しき伝統の杖みたいなの、さらには現代的な、宝石がハマってる杖に二つの杖が合体したような杖、どっかの漫画で見てそうな杖、派手な金ピカの杖、なんなら斧にもなってる杖!全部カッケー!!だが!僕は見つけた、あの奥にある普通の杖、あれは絶対強いやつだ!!外から見ても異質な存在だって分かる!値段も微妙に高い!きっと木からしてすごい素材に違い無い!これにしよう!!

「これください!!」

「40ルルランだよ」

「はい!」

「うん、丁度だな。どれ、一つその杖について分かってる事を教えてやろう」

「ありがとうございます!」

「この杖はな、うちの店で一番古い杖だ。少なくとも1000年以上前の」

 やはりそうか、僕の目に狂いは無い!

「でも1000年以上たっても、未だにこんな装飾だ。それなのに魔法はかかってないようだ」

「へ〜ん?不思議ですね」

「そうだろ?そこでだ、私はこう考えたんだ。これはもしや真月で進化した杖なんじゃないかとね!」

「お〜。バーディカノンの九つの剣みたいにですか?」

「そうだ、だからきっと、こいつを使いこなせれば九剣覇者みたいにもなれんじゃないかってね!」

「お〜!!」

「まあ全部の杖でそ言ってんだけどね」

「ズコー!!」

「でも真月を乗り越えたのは事実だ!だからな、いつかこの杖で、強大なドラゴンでも倒してこい!そして!その時はこのパージェネット杖店の宣伝を忘れずにな!!」

「はい!!!ありがとうございました!!」

「気を付けるんだぞー!!」



 いや〜ついに杖ゲット!!バーデンギラに自慢しに行こう!あ待った!名前を付けよう!そうだな...木でちょっと緑に光ってて、触るとあったかい、...よし!ホットウッドグリーンライトだ!ダサいな。すまん。うーむ。緑ってアドゥラ語でマイモって言ってたっけ?じゃあ...マイモライトだ!!!うん!それっぽい!



「ただいまー!」

「おう、ウイチか。今面白い事やっとるぞ」

「面白い事?なんですか?」

「行ってみろ。まぁあんたはもう知っとるだろうが」

「?」


「―じゃあ問題!!ザオレルゾラはどういう意味でしょう!!ヒントは魔法で考えてみて!」

「難しい、です、ね。」

「面白い問題ですね」

「我には幼稚な遊びだな」

「はいはい!召喚!!」

「正解!!ザオレルゾラは―」

 ...テンランの授業がめっちゃ人気出てる...知らない団員も全然参加してるし。

「......流石ですよね、テンランさん。ザツさんぐらい分かりやすいです」

 テンラン、なんだかよく分かんないけどウザいんだよな。うっとうしいっていうか。

「......もう本当に授業やったら?っておもいますね」

「あ〜それ良いんじゃな〜い?僕の伝手で教育団に連絡しようか〜?」

「それは面白そうだな。どれ、わしも手伝おう」

「良〜し!これはもう本当にやっちゃうもんね!ヂランさんも珍しく気合い入ってるよ〜!」

「それ良いじゃないの良いじゃないの!!」

「やる気満々ね。こうなったらやるしかないわ」

「フン、ならば教える者が必要であろう。丁度ここに我という―」

「先ずは“マトモな”先生探しだね〜」

「ウイチ君、誰か知らない?」

 あー逃げようと思ってたのに。

「...まあ一人知ってますよ。歴史教える人」

 あいつなにがなんでもやりたがるだろうな〜。

「皆様方、何をされてますでしょうか?」

「あ、ザツさん!!丁度良い!」

 あ〜あ。せっかくの暇が...

結局ウイチには分からなかった相場ですが、先ずレクゼイアは三つの硬貨を通貨にしてます。一番下が1ルバラン。これが日本円で52円です。でそれが20個集まったのが1カケン。52×20で1040円です。で最後にルルラン。これも20カケン分なので、日本円で20800円です。そんで、ウイチが貰った200ルルランは、日本円でなんと4160000円です。あいつが気付かなくて良かったですね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ